2月9日から13日までの国内ニュース

・ まもなくベトナムのテトと中国の春節という新年を迎えるに当たり今週、ベトナム共産党のグェン・フ・チョン書記長は中国の習近平総書記兼国家主席に会談を行ないました。会談で、チョン書記長は両国の全面的な戦略的協力パートナーシップはそれぞれ国の国民の利益、地域と世界の平和、安定、協力と発展のために引き続き推進されるべきだと強調しました。一方、習近平主席は「中国はベトナムと共に友好関係を強化し、多くの分野における互恵の協力関係を深化させたい意向にある」と明らかにしました。

・ 今週、グェン・タン・ズン首相は日本の安倍首相と電話会談を行いました。会談で、両国の首相は2014年に、ベトナムと日本の関係が良好に発展して いたことに満足の意を表明すると共に、今後も、両国は高級代表団の相互訪問、両国間の協力と対話体制を効果的に実施することで一致しました。

ズン首相はベトナムと日本の協力枠組みの枠内におけるベトナムの工業化戦略を含め、経済協力に関する合意書を効果的に実施するため、緊密に協力するよう提 案すると共に、日本に対し、ベトナム経済構造の再構築、競争力の向上、裾野産業や農業の発展を支援するよう希望を表明しました。

一方、安倍首相は「日本は貿易、経済、投資分野において、ベトナムとの協力を強化すると共に、ベトナムの経済社会発展、インフラ整備、気 候変動への対応などにODA政府開発援助を引き続き行う」と強調しました。また、安倍首相は日本はベトナムのTPP=環太平洋経済連携協定の交渉を支持す る」と明らかにしました。

・ 今週、ホーチミン市ニャロン港で、母国ベトナムで旧正月テトを過ごすために一時帰国した国外在留ベトナム人を迎えて「故郷の春2015・栄光の祖国」と銘打った芸術交流会が行われました。
交流会で、チュオン・タン・サン国家主席は「2015年、ベトナムは多くの困難と試練に直面しながらも、多くのチャンスにも恵まれている。全党、全軍、全 国民は心を一つにして団結し、政治的安定、経済の発展、生活水準の向上、国防・安全保障の確保に全力を尽くすよう希望し、次のように語りまし た。

(テープ)

「ベトナムが統一されてから40年が経ちました。戦争により破壊され、貧困で立ち遅れた国土の貧困状態から脱出し、中間所得国になり、国の工業化と 近代化事業、および、国際社会への参入を進めています。ベトナムは相互尊重、平等、互恵を基礎に、世界各国との友好協力関係を絶え間なく拡大しています。」

・ テトを直前に控え、グェン・シン・フン国会議長はハノイ市内にあるホーチミン主席遺跡地区を訪れ、線香を手向けました。この機に、フン議長はホーチミン主席の偉大な功労を振り返り、「この45年間、全党、全軍、全人民はホーチミン主席の遺言を実施し、ドイモイ刷新事業で多くの成果を収めてきた」と明らかにしました。

・       今週、ハノイで、グェン・フー・チョン共産党書記長は知識人、科学者、芸術家と懇親会を行いました。懇親会で、チョン書記長は次のように語りました。

(テープ)

「ベトナム共産党は常に、あらゆる時代に、知識は社会進歩の基盤であると強調しています。知識人は知識を創造、普及させる人たちです。党中央委員会は国の発展の要求にこたえるため、教育養成の 刷新と科学技術の発展、ベトナム文化と人々作りに関する決議を発布しました」

・ 今週、グェン・タン・ズン首相率いる政府作業グループは中部高原地帯ティグェン地方ダック・ラク省の指導部と会合を行い、地元の経済社会発展状況について討議を行いました。会合で、ズン首相はダック・ラク省の各部門や機関が協力して、同省の党委員会が提出した目標値を遂行するため取り組むよう求めると共に、ダック・ラク省に 対し、土地、人材などの潜在力を生かして、経済発展、貧困解消の促進、新農村作り運動の強化に力を入れるよう要請しました。

 


 

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