3月15日からの主な国内ニュース

*16日から19日にかけてチュオン・タン・サン国家主席は国賓としての日本訪問を行いました。訪問期間中、サン主席は天皇皇后両陛下に謁見したほか、安倍首相と会談し、日本とベトナムの広範な戦略的パートナーシップという新たな次元の関係を築くことで一致しました。両首脳は「アジアの平和と繁栄のための幅広い戦略的パートナーシップの樹立」と題する共同宣言に調印し、各省庁、部門の協力合意書の調印式に立ち会いました。また、訪問を機に、サン主席は衆院本会議場で演説し、次のように語りました。

(テープ) Sang

「日本はベトナムの工業化現代化事業におけるトップで重要なパートナーとなってきました。ベトナムに対する日本のODA=政府開発援助は効果的に使用されてきました。ベトナムは、管理の経験交換、技術移転の強化、ODAの供与を通じて日本からの効果的な協力と積極的な支援を期待しています。また、新たな投資ブームの中で、日本がベトナムを優先的な投資先として選ぶことを望んでいます。ベトナムは日本からの新たな投資ブームを誘致するために、行政手続を引 き続き簡素化させ、さらなる有利な条件を作り出します。」

*16日から22日にかけて、グエン・シン・フン国会議長はスイスで開催されていたIPU=列国議会同盟第130回総会に出席したほか、スイスとイタリア公式訪問を行いました。IPU総会で、フン議長は演説し、その中で、「ベトナムは核兵器をはじめ大量破壊兵器拡散防止を支持しており、テト活動を糾弾している」と強調し、次のように語りました。 (テープ) Hung

「ベトナムはIPUが民主化プロセスの促進において自らの役割を更に発揮するよう希望しています。各国は法治国家の役割を強化し、国際基準に沿う人権を尊重、確保する必要があります。人権が立法、司法に対する国会の役割を通じて実施されるだけでなく、IPU=列国議会同盟のような国際組織と国連での対話を通じても促進される必要があります。」

スイス公式訪問中、グエン・シン・フン国会議長は、スイス全州議会(上院)のハネス・ゲルマン議長と会見したほか、スイス国民議会(下院)の全体会議に出席しました。会見で、フン議長は「今回の訪問はスイス議会をはじめ、スイスとの全面的な友好協力関係の深化を目指すものだ」と明らかにしたうえで、「今後、両国関係は新しい分野に拡大するよう」希望を表明しました。他方、イタリアを訪問期間中、フン国会議長はパオロ・フェッレロ共産主義再建党議長と会見しました。両者は「この訪問は2013年、構築された両国の戦略的パートナー関係の強化に寄与し、両国の関係発展に新たな1ページを開くものである」との見解で一致しました。

 *今週、ハノイで、グェン・タン・ズン首相は法律作成に関する政府会議を主催しました。会議で、ズン首相は「法律、法令作成の重要性を強調すると共に、各大臣に対して、国家管理の効果向上のため、この作業に関心を寄せるよう」要請しました。これと同時に、法律、法令の施行細則政令の発布を加速するよう求めました。一方、中央経済委員会の指導者との会合で、ズン首相は同委員会に対し、各機関、組織、科学者の知恵と協力を活用し、アドバイスと審査の役割を全うするよう求めました。

*20日、北西部にあるディンビェンフー市で、国防省とディエンビェン省の共催により「ディンビェンフー作戦・ホーチミン時代におけるベトナムの力」をテーマとしたシンポジウムが行われました。このシンポジウムはディエンビェンフー作戦の勝利の意義や役割を評価すると共に、人民軍、北西部の住民を始め、全国の人々に愛国精神と自力自強精神を宣伝・教育することが狙いです。また、党と故ホーチミン主席の戦略的ビジョンも分析され、新しい時期における祖国建設防衛事業に適用できるような経験が引き出されました。

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*20日午前、ハノイで、「国際幸福デー」を記念する式典がはじめて開催されました。「愛情と分かち合い」というこの式典のテーマは、各省庁、部門、組織、個人、家庭、及び全社会に幸福な家庭やコミュニティづくりへの認識を向上させることを狙っています。

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