* 今週、ベトナム第13期国会常務委員会第16回会議がハノイで開催されました。今回の会議では、付加価値税法や法人所得税法など8件の法律と法令の改正案が討議されました。特に、同委員会は国会や人民評議会が任命した役職者に対する信任投票作業に意見を寄せました。これに関し、グエン・シン・フン国会議長は次のように語りました。
(テープ)
「国会の第5回全体会議で行われる役職者に対する信任投票が成功するように、実施計画を詳しく討議する必要があります。信任投票を行うのは今回が初めてなので、慎重でなければなりません。そして、国会の決議を徹底的に遵守する必要があります」
フン議長はこのように語りました。
* 21日午前、ベトナム共産党のグェン・フー・チョン書記長は中国の習近平共産党総書記兼国家主席と電話会談を行いました。双方は、今後におけるベトナムと中国の全面的な戦略パートナー関係の強化措置についても討議しました。習国家主席は「中国の党、国家、国民はベトナムとの関係を極めて重視しており、ベトナムとともに全面的な戦略パートナー関係を促進する」と強調しました。
* 21日午後、ダナン市で、ベトナム中部沿海地域の投資振興会議が開幕し、中部各省と市の代表およそ400人が出席しました。この会議は投資分野での中部各地方の潜在力を宣伝するために行われるものです。同日、この会議の枠内で、参加者らは地域への投資振興措置に関する座談会に参加しました。座談会では、工業発展戦略と中部沿海地域観光について集中的に討議されました。
* 21日、ハノイで開かれた外務省の定例記者会見で、「アメリカ商務省がベトナム産ナマズの加工品に対しこれまでの70倍に及ぶ反ダンピング税率を決定した」ことに関するベトナムの反応について、ルオン・タイン・ギー外務省報道官は次のように語りました。
(テープ)
「これは客観性が不足する不公平な決定です。私たちは、ベトナム企業がアメリカ市場でナマズ、冷凍魚及び他の水産物をダンピング販売をしなかったと いうことを何度も強調しており、アメリカ商務省に対しベトナム産のナマズと他の水産物への反ダンピング課税を適用しないよう求めました。両国の貿易取引関 係は、世界貿易機関の規定、及び自由貿易の精神に基づいて、公平的かつ客観的に検討されるべきだと思います」
ギー外務省報道官はこのように語りました。
* 21日午前、南部カントー市で、「水のための協力」をテーマにした集会が開かれました。世界水の日を記念するこの集会で、グェン・タン・ズン首相は「ベトナムはホン川とメコン川の下流に位置している。ベトナムにおける3分の2の水は近隣諸国 からこの二つの川に流れ込むものであり、越境水資源の持続的な開発へ向けた国際協力の促進は『2011年から2020年までのベトナムの持続的な発展戦 略』の重要な内容であると見做されている」と強調しました。
* ベトナムでは、3月20日のフランス語圏国際デー(フランコフォニーの日)を記念する様々な活動が行われました。20日夜、ハノイで、フランス語圏国際機 構のアジア太平洋地域事務所、フランス語圏国際機構ハノイ事務所、ベトナム駐在フランス語圏諸国の大使館、代表団の協力によるフランス語圏国際デー記念式 典が開催されました。同日午後、ハノイで、「ベトナムにおけるフランス語圏の雇用創出・試練と展望」に関するシンポジウムが行なわれまし た。
* 21日、ハノイで開かれていた第47回SEAMEC=東南アジア教育閣僚会議が3日間の議事日程を終え、閉幕しました。会議では、地域の発展へ向けた戦略的協力に関するSEAMEO=東南アジア諸国教育閣僚機構宣言、生涯学習に関するSEAMEOの法的文書などが採択され、SEAMEOへのイギリスの加盟式典が開催されました。