3月30日から一週間の主な国内ニュース


* 3月31日、ハノイで、ベトナムの中央司法改革指導委員会第15回会合が行われました。会合では最高人民裁判所、地方レベルの裁判所、検察院の活動改革案及び軍隊における司法活動の改革案について討議が行われました。閉会式で発言にたった中央司法改革指導委員会の委員長を務めているチュオン・タン・サン国家主席は各関連機関に対し、これらの草案を改正、完備し、2014年5月の第7回国会会議に提出する必要があると要請しました。

* 3月31日、ハノイで、グエン・シン・フン国会議長は政府監査機関の代表と会合を行いました。席上、2011年から2013年までの監査結果と2014 年~2015年期の方向を耳に傾けた後、フン議長は監査部門に対し業務の効果を向上させる必要があると求め、次のように語りました。

(テープ)

「監査部門のスタッフは廉潔で能力のある幹部でなければなりません。監査機関は国民の機関であると同時に、国民の願望を把握し、公平性と合理性を確保しなければなりません。そこで、我々は国民を保護し、憲法と法律の平等的な施行を確保する必要があります。」

* 4日午前、ハノイで、グエン・タン・ズン首相はベトナムを公式訪問中のマレーシアのナジブ首相と会談しました。席上、両首相は2015年前までに 両国間の貿易額を110億ドルに引き上げること、企業間の商取引や投資の促進に条件をつくること、コメの取引に関する覚書を早期に調印すること、労働、農業、石 油ガス、教育、法律、司法などの分野における協力を促進することで一致しました。また、国防・安全保障分野での協力を高く評価するとともに、共同巡回や海 軍間のホットラインの設置、越境犯罪防止対策などに関する合意書の締結でも合意に達成しました。また、両首相は地域と国際場裏で緊密に連携し、ASEAN加盟諸国と力を合わせ、2015年をめどに強固で団結したASEAN共同体作りを成功させる決意を示しました。

* 3日午前、中部カインホア省カムライン軍港で、ベトナムが購入した2隻の潜水艦HQ182ハノイ号とHQ183ホーチミン市号での国旗掲揚式が行われました。席上、グエン・タン・ズン首相は「これはベトナム人民軍、中でも、海軍の新たな発展を印した重要な出来事である」と強調し、次のように語りました。

(テープ)

「全党、全軍、全国民は力を合わせ、経済社会の迅速かつ持続的な発展に取り組むと同時に人民軍、人民公安の健全化、また、海軍、 空軍などの現代化にも注力しなければなりません。ベトナムの国防路線は平和と自衛ということを再確認します。軍隊の現代化は祖国の防衛を狙い、いかな る国をも標的にすることはありません。」

このように語ったズン首相は「今後、潜水艦4隻をさらに購入する計画がある」と明らかにしました。

* 4日、カザフスタンで、ベトナムとロシア、ベラルーシ、カザフスタン3国の関税同盟とのFTA自由貿易協定の第5交渉ラウンドが終わりました。今回は協定の重要な技術的問題と文書を完成させるためのラウンドです。この10日間、交渉団は税関や、商品貿易、サービス貿易、投資、紛争解決策、動植物の安全衛生措置などについて討議しました。

* 3日、ハノイで、ベトナム国際観光見本市2014が開幕しました。この見本市は観光分野への梃入れと責任感ある観光発展を柱としています。見本市に参加する企業はいずれも観光刺激策を紹介する予定です。今回、およそ1万5千の国内外の観光ツアーパッケージは40%から60%の割引となります。

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