* 今週、ハノイで、第13期国会常務委員会第36回会議が行われました。今回の会議では、2016年の法律、法令作成プログラム、ベトナム祖国戦線法改正案 と法的文書発行法案が討議された他、行政訴訟法改正案、民事訴訟法改正案、国会と人民評議会の監視法案への意見集約が行なわれました。また、今月末にハノイで開催されるIPU= 列国議会同盟の第132回総会の準備作業についても意見交換しました。これに関し、グエン・シン・フン国会議長は次のように語りました。
(テープ)
「IPUの第132回総会の主催国としてベトナムはこの総会に参加する各国の代表がベトナムの国、人々に素晴らしい印象を与えるように取り組まなければな りません。この総会の各討論会で出される決議は平和愛好というベトナムの立場とベトナムの輝かしい歴史の伝統、ベトナム人の親しみやすさなどを示す必要が あります」
さらに、この会議で、チュオン・ホア・ビン最高人民裁判所長官、ザン・セオ・フー民族委員会委員長による質疑応答が行われた他、第13期国会第9回会議の準備作業、中部クアンガイ省ズンクァット港建設プロジェクトへの投資について 意見交換が行われました。
* 今週、グエン・フー・チョン党書記長は、第11回ベトナム共産党全国代表大会の決議や、党中央委員会の決議、指示の実施状況、第12回党大会の準備作業などを視察するために南部メコンデルタのチャビン省とソクチャン省を訪問しました。チョン書記長は、ソクチャン省に対し、「農業を経済社会発展事業の柱とし、加工業への投資をさらに誘致し、海洋経済を開発させる必要がある」と指示しました。また、チャビン省に対し、「2015年、党委員会第9回大会が提出した任務を遂行するために全力を尽くすよう」求めると共に、「経済社会発展に関する5ヵ年計画と10ヵ年計画を作成する必要がある」と述べました。
* 今週、チュオン・タン・サン国家主席は北部山岳地帯カオバン省を視察しました。サン主席は同省に対し、生産への科学技術の導入や、国境検問所地区での経済発展、観光、ロジスティクス産業を促進するよう要請しました。
* 先頃、行われた2015年における国際社会への参入国家指導委員会の全体会議で、同委員会委員長を務めるグエン・タン・ズン首相はグローバル化や情報技術、電子商取引が迅速に発展している背景の中であらゆる分野で国際社会への全面的な参入を進めるよう求めました。また、ズン首相は関係各機関に対し、人事・組織を拡充、任務を完遂した上で、連携を強化し、国際社会への参入に関する各計画を進めることを指示しました。さらに、国際経済貿易協力の交渉を担当する政府交渉団に対し、ベトナム・EU、ベトナム・韓国、ベトナム・アジア欧州経済連盟、ベトナム・欧州自由貿易連 合の自由貿易協定の交渉を加速させ、各省庁がASEAN経済共同体の構築に関する各会議に積極的に参加するよう要請しました。
* 12日、ハノイで、国会対外委員会の第11回会議が行われました。会議で、議員らは「人権に関する国際条約の批准、決定、締約、または、効力の停止、および、市民の基本的な権利と義務を規定する2013年憲法第14条第70項は新しい事項だ」とし、「この規定は人権と市民の権利と義務に関する国際条約の検討、批准に関する国会の役割を重視しており、これは人権保護に関する党と政府の政策を示すものだ」と強調しました。
* 10日午前、中部高原地帯ダクラク省、ブオンマトート市で同市解放40周年を記念する式典が行われました。席上、演説に立ったダクラク省人民委員会のファ ム・ゴック・ギ委員長は南部完全解放し、国家統一に導いた1975年のホーチミン作戦の幕開けとされるブオンマトート勝利の歴史を振り返りまし た。ギ氏は次のように語りました。
(テープ)
「ブオンマトート勝利はベトナム民族の歴史に輝かしい実績を残し、ダクラク省の党委員会、軍隊、各民族の住民の誇りとなっています。また、この勝利は共産党政治局と中央軍事委員会の正しい指導と戦略を示しました。」
この機に、ダクラク省は、コーヒー祭りなど様々な記念活動を行いました。