*9日から17日にかけて、ハノイで、第13期国会常務委員会第17回会議が開催されました。会議では、国会常務委員会は国民の意見をまとめた現憲法改正案が討議されたほか、土地法改正案や、法人所得税法改正案など9件の法案が点検されました。また、企業補助のための関税暫定措置に関する政府の報告や2014年の国会の立法活動、政府債券の使用に際しての節約実行浪費防止対策法の実施状況などについても討議されたということです。
*東南部を訪問していたベトナム共産党のグェン・フ・チョン書記長は、ビン・フォク(BinhPhuoc)省を訪れ、第11期共産党中央委員会第4回総会 の決議、及び経済社会発展と党建設に関する中央委員会の決議とビン・フォク省の第9回党委員会大会の決議の実施状況を視察しました。同省の指導部との会合で、チョン書記長は次のように語りました。
(テープ)
「都市化、工業化という中で新農村作りを行なっている現在、都市と農村は互いに変化します。そこで、民族の独特な文化を維持しながら、現代化と都市化の方向に沿って、新農村作りを行なわなければなりません。」
チョン書記長はこのように語りました。
*他方、チュオン・タン・サン国家主席はベトナム海上警察局第2軍管区の兵士、幹部の元を訪れました。これを機にサン主席は中部クァン・ガイ省、リ・ソン島を視察し、「国家は漁民たちに対し具体的な援助を行う」と強調しました。
*今週、2003年から2012年期の社会政策銀行の活動を総括する会議が行われ、グェンタンズン首相が出席しました。会議で、ズン首相は同銀行に対し、インフレの抑制、マクロ経済の安定化、社会福祉の確保を含め、2011年から2020年までの発展戦略に定められた任務を全うするため全力を尽くすよう要請するとともに、同銀行が貧困解消、国民の生活水準の向上に貢献する必要があると強調しました。
*この間、国内各地で4月18日の身体障害者の日を記念する様々な活動が行われています。先頃、ハノイで、全国の代表的な身体障害者や孤児、保護者を表彰する式典が開催されました。式典で、チュオン・タン・サン国家主席は「党と国家は常に身体障害者や孤児に深い関心を寄せ、援助を行っている。これはベトナム民族の良き伝統で、ベトナム社会主義共和国の良き本領である」と強調しました。
*13日から19日にかけて、ベトナム建国の祖フン王廟祭りが開催されていました。13日夜、北部丘陵地帯フート省で、この祭りの開幕式とフン王を偲ぶ信仰がUNESCOにより世界無形文化遺産として認定された証明書を受領する式典が行われました。式典で、サン主席は次のように語りました。
(テープ)
「ベトナム建国の祖フン王を祀る信仰は国家の繁栄や安定、および、国民の安全を祈る信仰活動であるだけでなく、ベトナム民族の大団結の力に関しても 深い意味をもつものです。数千年に及ぶ多くの浮き沈みを経過したベトナムではフン王を祀る信仰が代々受け継いでおり、ベトナム民族の限りない力を作り出しています」
*17日、ベトナム外務省のルオン・タイン・ギー報道官が先頃ハノイで行われたベトナム・アメリカ間の人権対話に関する記者団のインタビューに応え、次のように語りました。「この対話で、双方はともに関心を持っている諸問題について意見を率直に交換しました。その中で、法治国家、言論の自由、身体障害者の権利、同性愛者の権利、ベトナムとアメリカでの人権の実施状況などの問題が取り上げられました。ベトナム側はベトナムの実情を歪曲した情報の真相を究明するために情報を十分に提供しました。」また、ギー報道官は「ベトナムとアメリカはオープンかつ建設的な雰囲気で、平等と相互尊重を基礎に対話を維持するのは両国国民間の相互理解と協力の強化に寄与するだろう」としました。