*今週、デンマークのモーンス・ルッケトフト国会議長夫妻率いる代表団はベトナム公式訪問を行いました。5日からのベトナムを訪問中、同議長はグェン・シン・フンベトナム国会議長と会談を行ったほか、グェン・タン・ズン首相と会見しました。また、国会の各委員会と司法省の代表とも会合しました。これらの会談と会見で、ルッケトフト国会議長は、ベトナムが貧困解消、人材開発などの分野でのデンマークの開発援助を効果的に活用していることを高く評価するとともに、「今回の訪問が両国間の協力に新しい発展段階を切り開く」との確信を示しました。また、両国の国会議長は両国会と両国国民間の交流と協力を拡大させることで一致しました。
*先ごろ、アメリカのエニ・ファレオマバエガ下院議員は「アメリカ下院対外委員会で可決されたばかりの2011年のベトナム人権法案がベトナム政府と国民にとって不公平なものである」と強調しました。また、ファレオマバエガ下院議員は「この法案の可決で、ベトナムに対し、アメリカを含める各国より高い人権標準を適用してしまう」との見解を示しました。これに先立つ7日、行われたアメリカ下院対外委員会の討論会で、ファレオマバエガ下院議員は「ベトナム人権法案はベトナムとのパートナー関係の強化に取り組んできたアメリカのクリントン元政権、ブッシュ前政権、及びオバマ政権の努力に逆行するものである。この法案は10年、ひいては15年前の資料やベトナムに来たことのない人の発言を基にしているに過ぎない」と述べました。
*今週、ハノイで、グエン・タン・ズン首相の主宰の下、政府の2月月例会議が開催されました。会議の報告によりますと、年初から2ヶ月間、国の経済社会発展事業は引き続き重要な成果を収めました。具体的には、インフレ率が2・38%にとどまっており、輸出額が150億ドルを超え、昨年同期と比べ25%増加しているということです。会議で、ズン首相は閣僚らに対し、今後もインフレ抑制に力を入れていくよう要請しました。また、農民の利益と食糧安全保障の確保を目指し、コメ備蓄を進めるよう指示しました。さらに、「疫病抑制」、『農村部に商品を運ぶ』運動などを促進する必要がある」と強調しました。
*今週、ハノイで、汚職撲滅に関する中央指導委員会事務所は汚職と浪費防止に関する共産党の指導の強化に関する第10期ベトナム共産党中央委員会第3回総会の決議をこの5年間の実施状況、および、汚職防止法のこの5年間の実施状況を総括する会議が行われました。
開会式で、ベトナムのグェンタンズン首相は「第10期ベトナム共産党中央委員会第3回総会の決議を実施してからこの5年間、汚職と浪費が段階的に抑制されてきたと強調するとともに、汚職防止は共産党建設と清潔で強固な国の建設の差し迫った課題であると強調し、次のように語りました。
(テープ)
「各レベルの共産党、行政府の決意と責任感をさらに高める必要があります。そのほか、共産党組織の戦闘力の向上にさらに努力しなければなりません。党員はこの事業に先駆ける必要があります」
ズン首相はこのように語りました。
*今週、全国各地で、3月8日の国際婦人デーを記念する様々な活動が活発に行われています。 8日午前ホーチミン市で、ホーチミン市婦人連合会は記念式典を開きました。式典で、同市共産党委員会のグェン・バン・ドア副委員長は次のように語っています。
(テープ)
「今年、ホーチミン市婦人連合会は女性の参加を誘致するために、各婦人会の連携を強化するとともに、貧しい女性、農村部の女性、女性労働者、恵まれない女性に常に配慮しなければなりません。女性への支援活動、環境保全などを継続し、女性の安定した生活に有利な条件を作り出す必要があります。」
ドア副委員長はこのようにかたりました.
7日夜、北部港湾都市ハイフォンはすべての分野において立派な成績をあげた代表的な女性7人に「レ・チャン」という賞を授与しました。一方、南部のソク・チャン省の婦人連合会は同省の代表的女性との懇親会を行ったほか、料理コンクール、家庭内暴力防止対策に関する宣伝啓蒙プログラムなど様々な活動を開きました。