5月29日からの主な国内ニュース

*今週、ハノイで政府の5月月例会議が行われました。席上、グエン・スアン・フック首相は国民がより快適でかつ安全な物心両面での生活を送ることができるように、国民と発展事業に奉仕する廉正な政府作りに向けた決意を強調しました。また、フック首相は「体制構築は政府の中心的任務である。そこで、各省庁は法的文書の完備を集中する必要がある。」と語りました。フック首相は次のように語りました。

(テープ)

「直接協議をはじめ、いくつかの措置を提出する必要があります。政府事務局の局長と司法大臣は体制構築に関する討議において重要な役割を果たす人物です。2人の大臣は各省庁との会合を主催し、討議を進めなければなりません。第2、文書の完備に際し、電子ポータルを通じて専門家と国民の意見を集約する必要があります。」

*先頃、党中央対外委員会は草の根外交に関する研究会を行ないました。これはベトナム祖国戦線、大衆団体などの幹部を対象に対外路線、政策に関する第12回党大会決議を貫徹させるため、開かれたもので、新たな段階における草の根外交活動の効果向上を狙っています。

*6月2日午後、ハノイで、外務省の定例記者会見が行われました。席上、レー・ハイ・ビン報道官は、フィリピンがベトナム東部海域(いわゆる南シナ海)に対 する領有権問題について中国を相手取って訴訟を起こした事件におけるオランダ・ハーグの常設仲裁裁判所の今後の判決に関する記者団のインタビューに応えました。ビン報道官は次のように語りました。

(テープ)

「領海紛争問題の関係国として、ベトナムは、1982年国連海洋法条約をはじめ国際法に従って平和的措置で紛争を解決するという自国の終始一貫した立場を再確認します。常設仲裁裁判所が国際法に合致する客観的な判決を下すよう期待します。」
また、ビン報道官は「ベトナムは、先ごろ日本で行われたG7=主要7カ国首脳会議が航行と航海の自由、海洋安全保障の確保に関する宣言を発表したことを歓迎する」と語りました。

*5月23日から30日にかけて、ハノイで、国家職業技能コンテスト2016が開催され、58代表団のおよそ500人が参加しました。今回のコンテストで優勝した人は来る9月、マレーシアで開かれるASEAN=東南アジア諸国連合の職業技能コンテストにエントリーすることになります。

*6月1日の国際子どもデーにあたり、国内各地で様々な記念活動が行われました。5月 30日午前、ハノイでチャン・ダイ・クアン国家主席は困難を極めている子ども55人と懇親会を行ないました。これらの子どもは困難を乗り越えて、学習に励み、高い成績をあげた国内各地の子どもを代表するお手本です。他方、北部クアンニン省ハロン市では「子どものための行動月間2016」が開始されました。この月間は子どもの保護ケアは全社会の責任であるというメッセージを伝えるとともにコミュニティに対し、子どもが安全な夏休みを過ごせるよう、子どもの保護に尽くすよう呼びかけるためのものです。

 

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