* 8日、ハノイで、ベトナム共産党のグェン・フー・チョン書記長の主催の下、第11期ベトナム共産党中央委員会第9回総会が開幕しました。今総会では、先進的で民族色豊かな文化作りと発展に関する第8期党中央委員会第5回総会の決議の実施、第12回党大会に提出される文献案、党建設事業と役職者に対する信任投票に関する第11期党中央委員会第4回総会の決議の実施などについて討議を行います。開会式で、チョン書記長は「この会議は先進的で民族色豊かな文化作りと発展に関する第8期党中央委員会第5回総会に関する決議を実施するこの15年間に収められてきた成果を総括した上で、未解決問題を指摘する必要がある」と明らかにしました。
* 7日午前、北部山岳地帯ディエンビエン省、ディエンビエンフー市で、共産党中央委員会、国会、国家主席、政府、ベトナム祖国戦線中央委員会幹部会、及び地 元行政当局はディエンビエンフー作戦勝利60周年を記念する式典を共催しました。式典にはグエン・フ・チョン共産党書記長、チュオン・タン・サン国家主席 をはじめ、党、国家、国会の元指導者、ラオス、カンボジア政府の代表、メキシコ労働党の代表団、各国の外交官、国際組織の代表、一般市民、復員軍人らが参 列しました。式典でサン国家主席は演説を行い、「ディエンビエンフー作戦を振り返るとともに、ディエンビエンフー作戦勝利はベトナム民族の祖国建設防衛歴史に輝かしい節目となった」と強調し、次のように語りました。
(テープ) Sang
「ディエンビエンフー作戦勝利は奇跡であり、民族の輝かしい歴史をはじめ、ベトナム共産党とホーチミン主席の優れた指導、民族大団結の力、ベトナム軍隊と 国民の独立自由に向けて戦う決意を起源としたものです。この勝利は各好戦勢力の侵攻意欲を減退させ、フランス植民地主義者にベトナムの独立、主権、統一、 領土保全を尊重するというジュネーブ和平協定を締結させました。また、フランスはラオスとカンボジアから撤退せざるを得ませんでした。ディエンビエンフー 作戦勝利はベトナム、ラオス、カンボジアのインドシナ3国の戦勝であると同時に弾圧されていた各民族の勝利でもあり、世界の植民地主義の崩壊へつながりま した。」
* 5日午前、ハノイで、汚職防止対策中央指導委員会は、2013年の活動を総括し今年の計画を展開する全国会議を開催しました。会議の冒頭で、グエン・フー・チョン党書記長は「この会議は汚職防止対策活動を促進するためのものである」と強調した上で、全党、全軍、全国民に対し、汚職防止対策活動に力をさらに入れていくよう呼びかけました。
中国船がベトナム船に放水
* 5月3日中国側が「5月2日から8月15日にかけて北緯15度29分58秒東経111度12分06秒の海域で中国石油総公社のリグHD981号は活動中である」と発表したことを受け、国内外の世論が中国側に猛反発しています。ファム・ビン・ミン副首相兼外相は中国のヨウ・ケチ・チ外相との電話会談で、「これは違法なもので、国際法にも違反し、ベトナムの主権を深刻に侵犯するものである」と抗議した上で、「自国の正当な権利を守るために、ベトナムはあらゆる必要な措置を取る」と警告しました。一方、ベトナム海洋警察部隊のゴー・ゴック・トゥ副司令官は次のように明らかにしています。
(テープ)
「中国の船舶は飛行機の後援を受け、検査しようとするベトナムの船舶にぶつかったり放水したりして、ベトナムの船舶の破損を引き起こすだけでなく、乗組員を負傷させました。また、中国の船舶は銃や大砲などを装備され、使用する用意のある状態です。これは緊張を引き起こしています」
国際世論も中国のこの行為に反対しています。アメリカ国務省のサキ報道官は7日、中国の船舶がベトナムの船舶に意図的にぶつかったり放水したりするなど脅迫行為を繰り返していることについて、「私たちはこれらを危険な脅迫行為として見て深く懸念している」と批判しました。また、日本や、シンガポールなども当事者に対し、DOC=行動宣言を遵守するよう呼びかけました。
* 8日午前、北部ニンビン(Ninh Binh)省バイディン(Bai Dinh)寺で国連ウェーサーカ祭2014が正式に開幕し、世界各国から尼僧や、聖職者、仏教の住職者合わせておよそ1000人が参加しています。