* 7月1日午前、ハノイで、第6回農民協会全国代表大会が開幕し、グェン・フー・チョン共産党書記長を始め、共産党、政府、国会、祖国戦線の元指導者とベトナム農民協会の代表1200人が参加しました。開会式では、2008~2013年期の第5回大会決議の実施状況に関する報告やベトナム農民協会条例を改正、補充する報告がされたほか、2013~2018年の任期と農民による愛国競争運動の方向が提出されました。大会で、チョン共産党書記長は次のように語りました。
(テープ)
「民族大団結事業として、農民協会作り、共産党の指導の下に労働者・農民・知識人による連盟を強化するのは非常に重要な任務です。労働者・農民・知識人による連盟の大きな任務の一つは経済面での連携は政治面での連携の基礎となるということです。」
* 2日午後、グェン・タン・ズン首相率いる北部港湾都市ハイフォン市選出の国会議員団はアンズオン県の有権者と会合を行いました。会合で、ズン首相は第13期国会第5回会議の結果を紹介した後、有権者の意見に耳を傾けました。ズン首相は国の発展事業に対する有権者の提案を高く評価するとともに、「政府は党、国会、政府が打ち出した目標や任務の実施に向け、力を尽くしている」と強調しました。また、ズン首相は有権者の質問に応えた際、新農村作りに関する19の基準は農業農村の工業化現代化を具体化させるものであると明らかにしました。
* 2日ハノイで、中央司法改革指導委員会委員長を務めているチュオン・タン・サン国家主席は公安省党委員会の指導部と会合を行い、2020年までの司法改革戦略に関するベトナム共産党政治局の決議49号の展開について討議しました。会合で、サン主席は司法改革作業において収めてきた公安警察の成果を高く評価するとともに、公安省党委員会に対し、今後、司法改革戦略を効果的に実施するよう求めました。また、サン主席は公安省党委員会がこの決議の実施に際し、生じた諸問題、困難を報告し、その解決策を提出する必要があるとの見解を示しました。
* 4日ハノイで開催された外務省の定例記者会見で、ルオン・タイン・ギー報道官はベトナムとラオスとの国境標識設定作業や、ベトナムの原子力研究院が3日ロシアへHEU高濃縮ウラン11キロを輸送したことなどについて紹介しました。ベトナムとラオスとの国境標識設定作業に関して、ギー報道官は次のように語りました。
(テープ)
「これは重要な意義を持つ出来事で、両国間の友好、協力関係の強化と『平和、安定の国境線』作りに寄与するものです。特に、これは、両国間の国境沿いにある各地方の経済社会発展事業に有利な条件を作り出します。」
一方、ベトナムの原子力研究院が3日ロシアへHEU高濃縮ウラン11キロを輸送したことに関して、ギー報道官は「これにより、ベトナム側は2006年11 月のアメリカとの公約を完了させ、核の平和利用というベトナムの終始一貫した政策を示し、重要な意義がある」としました。また、「今後も、ベトナムは核安全保障分野で、IAEA=国際原子力機関と緊密に連携していく」と明らかにしました。
* 3日、チェコ政府は同国在留ベトナム人共同体をチェコの少数民族として認定しました。これは、チェコ在留ベトナム人共同体にとって喜ばしいこととみられます。現在、チェコ在留ベトナム人の数は約6万5000人となっています。