* 今週、ハノイで開催中の国会では、農業農村開発大臣、商工大臣、科学技術大臣、教育訓練大臣、および、グェン・スァン・フック副首相らの質疑応答が行われました。11日午後、国会で、ブー・フイ・ホアン商工大臣は、ベトナムが多くのFTA=自由貿易協定の締結を進めている背景の中の輸出促進に関し、答弁しました。ホアン大臣は「農業はGDP国内総生産の18%しか占めていないものの、人口の70%に関連するものであることから、農産物輸出を優先課題として促進しなければならない」と指摘し、次のように語りました。
(テープ)
「既に締結されたFTAの中で、ベトナムは重要な目標を達成しました。それは、ベトナムの農産物に各国が市場を開放することです。また、コメや、水産物を 対象に優遇措置をとる国もあります。例えば、ユーラシア経済連合はベトナム水産物の輸入税を免税することを公約しました」
また、今週、国会では2014年の経済社会発展計画、年初以来の経済社会発展計画と国家予算の実施状況などについて討議が行われました。
* 今週、ハノイで、計画投資省、世界銀行、および、世界金融機構の共催により、中間企業フォーラムが行われ、グエン・タン・ズン首相らも参加しました。席上、ズン首相は「ベトナム政府は経営環境の改善、経済競争力の向上のため、当面の弱点を克服し、足並みが揃えた対策を実施する。ベトナムはマクロ経済管理を強 化し、2015年だけでなく、今後のインフレ率を5%以下に抑えるように全力を尽くす」と強調しました。また、ズン首相は次のように語りました。
(テープ)
「ベトナムは市場経済体制の完備を進めていますが、それと同時に、国家の財源と政策で、文化発展や社会福祉、社会進歩、国民の生活改善を確保しています。我々の目標は年平均、貧困率を1・7%~2%削減することです。また、憲法に従って、国民の国民による国民のための法治国家建設も進めています。」
* 11日、ハノイで行われた外務省の記者会見で、レー・ハイ・ビン外務省報道官は、中国の石油ガス調査船が6月6日にベトナム領海に入り、タイに向かっていたことに関し、「ベトナム当局は必要な措置を取ってから、この調査船は6月8日ベトナムの海域から撤退した」と明らかにしました。
* 6月1日から30日までの一ヶ月間、『子供のための行動月間2015年』が実施されています。これは「子供の話に耳を傾けよう」をテーマに子供の権利条約 に規定されている4つの権利の一つである「参加する権利」を促進させるためのものです。これは家庭、学校、社会全体が子供を保護ケアするために適切な行動 を取るチャンスとなります。今年の「子供のための行動月間」に応じて、ベトナム子供保護基金は困難を抱えている子供を支援するためおよそ200億ドン(約1億円)を拠出しました。
* 12日午前、ハノイで、中央直轄機関の青年同盟常務委員会は「2015年夏の青年ボランティア運動」の出陣式を行ないました。今年の運動は「党の旗の下に誇りを持って進みましょう」がテーマで、6月から8月末まで展開されます。出陣式で、中央直轄機関の青年同盟は血液学・輸血中央研究院と連携して2015 年夏の自発的献血祭を共催しました。その後、中央直轄機関の青年同盟常務委員会は、腫瘍中央病院と血液学・輸血中央研究院に入院中の子供を見舞い、プレゼ ントを手渡しました。