*今週、ハノイで、1992年憲法改正案に対する人民の意見集約を展開するための全国オンライン会議が行われました。開会式で、グェン・シン・フン国会議長は憲法の制定と改正に対する人民の重要な役割を強調するとともに、「これは国の重要な問題に対する人民の主人公としての役割を示している」と述べ、次のように語りました。
(テープ)
「人民の意見集約は重要な問題であるため、幅広く効果的に実施しなければなりません。また、今回の憲法改正案の完備に寄与するため、この作業の重要性を認識した上で、公開的、民主主義的に行う必要があります」
フン国会議長はこのように語りました。
*今週、ベトナム政府は国の経済社会発展計画と2013年国家予算の実施指導を目指す主な措置に関する決議を発表しました。これに従って、政府は各省庁に対し、マクロ経済安定化、インフレ抑制、生産経営の促進、経済の再構築、成長モデルの転換、社会福祉確保、教育養成、科学技術の発展、国民の健康ケア、土地・資源管理の強化、環境保護や気候変動対応策、汚職浪費防止、行政改革などの9つの措置を集中的に実施することを求めています。
*今週、ベトナム共産党、国会、政府の指導者はベトナムを訪問した外国の多くの代表団と会見と会談を行いました。グェンシンフン国会議長はラオスのパーニー・ヤートートゥ国会議長と会見した際、ベトナム・ラオス友好年2012を祝う活動の成果を高く評価し、今後、両国の国会間の協力が強化されることを望んでいる」と述べました。一方、グェンタンズン首相はイタリアのディ・パオラ国防大臣と会見した際、「両国が強みのある分野、及び、国際の場での協力強化を望んでいると述べました。また、双方はベトナム東部海域、いわゆる、南シナ海における平和、安定、海上航行の安全保障の重要性を認めました。
*今週ハノイで開かれた外務省の定例記者会見で、同省のルオン・タィン・ギー報道官はベトナム東部海域(いわゆる南シナ海)などに関する記者団の質問に答えました。台湾がベトナムのチュオンサ群島に属するバービン島の周辺海域で石油調査を行うと発表したことに関し、ギー報道官は「ベトナムはチュオンサ群島とホアンサ群島に対する自国の主権を証明する証拠を十分に持っている。台湾がバービン島の周辺海域での石油調査に関する計画を立案することはベトナムの領海を深刻に侵犯する行為である。これはベトナム東部海域の情勢をさらに複雑化させる。ベトナムはこの行為に反対し、台湾側に対し、この計画を直ちに廃止するよう要求する」と明らかにしました。このように語ったギー報道官はベトナム国会が昨年採択し2013年1月1日から発行したベトナム海洋法に関して、次のように語りました。
(テープ)
「ベトナムが海洋法を制定・発布することは、沿海にある主権国家の正当で必要なことです。ベトナム海洋法は、1982年国連海洋法条約をはじめとする国際法を基礎にベトナム東部海域での紛争を平和的に解決するというベトナムの終始一貫した政策を確認しました。これは地域の平和、安定、協力、発展に寄与するものです」
ギー報道官はこのように語りました。