*今週、ベトナム共産党と国家の指導者の招きに応じて、キューバ共産党の第1書記で、国家評議会と閣僚評議会のラウル・ カストロ議長はベトナム公式友好訪問を行いました。この訪問は両国の党、国家、国民の友好と全面的な協力関係における重要な節目となりました。訪問期間中、ラウル・カストロ議長はベトナム共産党のグエン・フーチョン書記長と会談しました。会談で、チョン書記長はこの訪問は両国の終始一貫した友好協力関係を新たな発展段階に押し上げるとの確信を表明し、次のように語っています。(テープ)
「皆様のこの訪問を歓迎し、高く評価します。また、これは両国の党、国家、国民の関係を促進し、先ごろ、出した両国の共同声明に盛り込まれた合意を現実化させるものです。議長様がお忙しいですが、ベトナム側の願いに応え、ベトナムを訪問することは有難いです。」 チョン書記長はこのように語りました。
その後、カストロ議長はチュオン・タン・サン国家主席、グエン・タン・ズン首相とそれぞれ会見しました。会見で、双方はハイレベルの会合や訪問団の交換を促進し、経済社会管理や党建設に関する経験を交換し、経済、貿易、投資、文化分野での協力を強化、拡大することで一致しました。また、あらゆる国際的紛争を国連憲章に基づき、各国の独立、主権、領土保全の尊重、内政不干渉を基礎に、平和的交渉で解決すべきであると強調しました。
*今週、アメリカのクリントン国務長官はカンボジアで開催されるASEAN東南アジア諸国連合の一連の会議に出席する前、2日間のベトナム訪問を行いました。
訪問期間中、クリントン長官はベトナムのグエン・フー・チョン共産党書記長、グエン・タン・スン首相とそれぞれ会見し、経済、教育分野での協力や共に関心を寄せている問題について話し合いました。また、クリントン長官はベトナムのファム・ビン・ミン外相と会談し、ベトナム戦争後遺症の克服、人道援助、多国間フォーラムでの協力の強化などについて討議しました。両者はベトナム東部海域いわゆる南シナ海での平和、安定、協力、発展、航海の安全保障の維持について意見交換し、同海域でのあらゆる紛争を国際法、中でも1982年海洋法国連条約を基礎に、平和的方法で解決すべきであることで一致しました。
*今週、ベトナムのファム・ビン・ミン外相率いる代表団はカンボジアで開催されたASEAN東南アジア諸国連合外相会議と各関連会議に出席しました。会議で発言にたったミン外相はASEAN諸国と対話各国に対し、ASEAN共同体づくり、地域の連携の強化、発展格差の是正、メコン川流域開発に参加し、ASEAN+1、ASEAN+3、ASEAN地域フォーラムなどにおけるASEANの中心的役割を支持する」よう要請しました。また、ミン外相は中国のヨウ・ケツ・チ外相とASEAN・中国外相会合を主催した際、「ベトナムは地域の平和と繁栄のために、ASEAN・中国の戦略的パートナー関係に積極的に寄与する」と強調しました。ベトナム東部海域すなわち南シナ海問題に関し、ミン外相は「「領海、大陸棚、排他的経済水域に対する関係各国の主権を尊重する原則が1982年の国連海洋法条約に基づいて実施されるべきだ。同海域での紛争は1982年の国連海洋法条約、DOC=南シナ海行動宣言及びCOC南シナ海行動規範に従って解決される必要がある」と強調しました。
これを機に、ミン外相は中国、カナダ、パキスタン、朝鮮民主主義人民共和国の外相とそれぞれ会見しました。
*12日午前、ハノイ郊外のソンテイ町にあるベトナム各民族文化観光村で、国外在留ベトナム人青年向けのサマーキャンプ2012が開幕しました。今年のサマーキャンプのテーマは「東南部へ帰る」ということです。今年のキャンプには25カ国・地域に在留中のベトナム人青年の代表170人あまりが参加しています。開幕式で、グエン・タィン・ソン外務次官は次のように語りました。 (テープ)
「このサマーキャンプは国内外の若者の出会いの場です。これを通じて、国外在留ベトナム人青年が母国の無形・有形文化財を理解できるようになりま す。また、自分の目で、国の変貌を見ます。特に、国内にいる同胞の暖かいお気持ちを実感できます。今後、ベトナムという言葉は国外在留ベトナム人青年の誇 りとなると希望しています。」 ソン次官はこのように語りました。
*「リプロダクティブ・ヘルスサービスの普遍的アクセス」をテーマにした今年の世界人口デーにあたり、ベトナム各地で、様々な記念活動が行なわれました。北部タイビン(ThaiBinh)省では、優れた人口計画宣伝員の表彰式、2012年の人口宣伝員フェスティバルなどが開かれました。また、ハーナム (HaNam)省で、リプロダクティブ・ヘルスセンターは診療治療や、薬の提供、家族計画サービスの導入などを行ないました。