* 今週、ハノイで開催中の第13期国会第8回会議で、今国会での信任投票の対象者名簿を採択しました。これによりますと、今回は、国家主席、国家副主席、国会議長、国会副議長、国会の各委員会委員長、首相、副首相、閣僚らなどを含め国会が任命した50人の役職者が信任投票の対象となっています。グエン・シン・フン国会議長は次のように語りました。
(テープ)
「党の主張により、信任投票は国会だけでなく、各部門、機関でも行います。それぞれの国会議員は全国の有権者を代表して、立法機関、行政機関、司法機関の主要な役職者に対する 信任投票を行ないます。今国会の信任投票は今年の初めてのことであり、極めて重要です。そこで、信任投票は真剣で客観的に行なわれなければなりません。信任投票は正確な評価を示さなければなりません」
* 今週、チュオン・タン・サン国家主席は北京でのAPEC=アジア太平洋経済協力会議の第22回サミットに参加しました。ベトナム代表団は今回の会議の重要な議題に対する多くの積極的な意見を提出し、その中で、経済改革と持続可能な発展を両立させること、国連ミレニアム目標、食糧安全保障、水資源保護、自然災害対応策、救難救護などの諸問題がありました。
会議に参加した際、サン主席は、日本の安倍首相、中国のシュウキンペイ国家主席や、ロシアのプーチン大統領、アメリカのオバマ大統領、チリのミシェル・バチェレ大統領、ブルネイのハサナル・ボルキア国王、オーストラリアのトニー・アボット首相、韓国のパククネ大統領、ニュージーランドのジョン・キー首相、パプアニューギニアのピーター・オニール首相、フィリピンのアキノ大統領などと会見し、関係強化策や、国際問題、海上問題などについて意見交換しました。
* 13日、ミャンマーで開かれた第9回東アジア首脳会議で、グェン・タン・ズン首相は演説を行ない、「東アジア首脳会議プロセスはアセアン東南アジア諸国連合が主導的な役割を果たす地域の重要で不可欠な一部の存在となった」と強調しました。また、ズン首相は「東アジア地域が自然災害や疫病、越境犯罪、気候変動、エネルギー安全保障、航行安全保障、領土紛争などの伝統的安全保障と 非伝統的安全保障に関する多くの試練に対応している背景の中で、東アジア地域は平和、安定、発展の地域の構築に向けて長期的なビジョンを持つ必要がある」と提案しました。
さらに、ズン首相はベトナムの東部海域、いわゆる、南シナ海問題について、「平和、安定、安全保障、安全、航行と航空の自由は共通の利益と関心事である。各国 は、1982年の国連海洋法条約を含む国際法の遵守にさらに努力し、あらゆる紛争を平和措置で解決し、DOC=海上行動宣言を十分で厳粛的に実現すると同 時に、COC=海上行動規範の早期締結に向けた交渉を早期に開催する必要がある」と述べました。会議の際に、ズン首相は、ロシア首相や、イギリス首相、国連事務総長と会見したほか、メコン・日本サミットなどに出席しました。
* 12日午前、ハノイで、税関総局、財務省は国際港湾における国家の手続窓口を一本化させることについて本格的に展開させる式典を共催しました。席上、アセアン一つの窓口と国の一つの窓口国家指導委員会委員長のブ・バン・ニン副首相は「各省庁が、窓口一本化の実施に向けて引き続き連携する必要がある。これは政府の行政改革に関する総合プログラムの重要な内容のである」と強調し、次のように語りました。
(テープ)
「指導委員会の計画に基づき、私たちは、窓口一本化の展開に向けて引き続き連携し合います。国際港湾や国際検問所などにおける輸出入や貨物の通関の 有利な条件を作り出すため行政手続を簡素化させる必要があります。各省庁は、自らの任務を積極的に遂行すると共に、良好に連携し合わなければなりませ ん」
国の窓口の一本化メカニズムは来月から商工省の行政手続及び、来年6月から農業農村開発省、資源環境省、保健省の行政手続の解決に導入される事になります。