* 今週、ハノイで、第10回ベトナム軍隊党委員会大会が開幕し、グエン・フー・チョン党書記長、チュオン・タン・サン国家主席、グエン・タン・ズン首相らをはじめ、全軍の代表450人が参加しています。「社会主義祖国の防衛へ向けての指導能力と戦闘力の向上や、精鋭軍隊づくり、全国民上げての国防の強化」をテーマにした今大会では、軍隊党委員会は2015~2020年期における任務と発展計画を定めます。席上発言にたったチョン書記長は社会主義制度や、国の独立と自由、領土保全の重要性を強調し、次のように語りました。
(テープ)
「いかなる状況においても、軍隊は、党と国家、国民に忠誠を誓い、敵対勢力のあらゆる陰謀を失敗させなければなりません。また、海軍、空軍、防空部隊の近代化を進める必要があります。」
一方、23日午前、中部タインホア省で、同省の共産党委員会大会が始まりました。大会で、チュオン・タン・サン国家主席は前の任期の問題点を指摘した上で、これらの問題を次期に解決するよう求めました。また、22日、中南部ニャチャン市で、カインホア省党委員会第17回大会が開幕し、グエン・シン・フン国会議長が出席しました。
* 今週、チュオン・タン・サン国家主席は、パン・ギムン国連事務総長の招きに応じて、ニューヨークで開催中の国連首脳会合に参加しました。また、9月28日から30日の日程で、キューバのラウル・カストロ国家評議会議長の招きによるキューバ訪問を行います。24日、国連本部で、サン国家主席は潘事務総長と会見しました。双方は「今回の首脳会議が持続可能な開発のための2030アジェンダを採択することは、向こう15年間における全ての国々と国連の発展事業にとって極めて重要な 意義である」とのことで一致しました。
* 21日午前、ハノイで、「ベトナムにおけるミレニアム目標数遂行15周年の結果」を公表する式典が行われました。報告によりますと、2001~2015年 期の15年の間に、ベトナムに住む4300万人が貧困状態から抜け出しました。また、ベトナムの経済成長スピードは高い水準にあるとしています。特に 2000~2008年期には7%を越えました。ベトナムは、極貧困層の解消、小学教育の普及、男女平等の推進、妊産婦・幼児死亡率の改善などミレニアム目 標開発を完遂しました。計画投資省のグェン・チ・ズン次官は次のように明らかにしています。
(テープ)
「2015年以降の数年間に、持続可能な開発目標の遂行に向けて、ベトナムはこれまでの成果の維持に努力すると同時に、持続可能な開発モデルを目指します。ベトナムは、経済成長と貧困解消に繫がるあらゆる要素を活用すると共に、社会の全面的発展と公平性を確保する必要があります。」
* 22日、ハノイで、ベトナム労働傷病軍人社会事業省とユニセフ国連児童基金の共催により、ベトナム政府とユニセフの協力関係構築 40周年を記念する式典が行なわれました。式典でブー・ドゥク・ダム副首相は「ベトナム政府と国民は国際各組織と緊密に協力して、平和、協力環境のため、全力をあげて取り組んできた。ベトナムは今日の児童と将来のために世界各国と経験を交換したいのだ」と述べました。