9月5日からの主な国内ニュース

*アメリカのパトリック・ジョセフ・リーヒ上院仮議長の招きに応え、グエン・シン・フン国会議長はアメリカ公式訪問を行ないました。8月31日から9月9日までの訪問期間中、フン議長はリーヒ上院仮議長やジョン・ベイナー下院議長、マケイン上院議員、ケリー国務長官、WB=世界銀行のジム・ヨン・キム総裁らと会見しました。

これらの会見で、フン議長は「ベトナム国会は常にアメリカとの友好関係を重視している」と強調し、全面的な協力を更に強化していくよう希望を表明しました。

また、双方は、TPP=環太平洋戦略的経済連携協定の交渉を早期に終結させ、締結することを関係各機関に働きかけると表明しました。

ベトナム東部海域いわゆる南シナ海の問題に関し、双方は地域と世界の利益に向けて、この海域の安全保障を目指す協力を強化することで一致しました。

訪問を機に、フン国会議長は、世界銀行の主催による「ベトナムの発展と国会の役割」と題するシンポジウムに出席しました。シンポジウムで、フン議長は、ドイモイ(刷新)事業と国際社会への参入を促進していると強調しました。また、国の安全保障と領土保全、及び、気候変動対策はベトナムの最大関心事であると述べ、次のように語りました。

(テープ)

「気候変動による洪水や土砂崩れはベトナムが貧困解消事業で収めた成果を減少させています。ベトナムは世界銀行に対し、貧困状態から抜け出したベトナムが 引き続き発展し、世界各国と共に、紛争の平和的な解決及び気候変動対策を目指すために、できる限り便宜を図るよう呼びかけます。これらの世界的な問題は、 どこの国でも一国で解決できないからです。」

*7日午前、ハノイで、VOV=ベトナムの声放送局開局70周年を記念し、第一等独立勲章を受領する式典が行われました。式典にはグエン・フ・チョン共産党書記長、レ・ドク・アイン元国家主席、トン・ティ・フォン国会副議長、ブ・ドク・ダム副首相らが列席しました。式典でブ・ドク・ダム副首相はVOVの各世代の指導者、幹部、記者、技術者、職員を表彰し、次のように語りました。

(テープ)

「適切かつ正確でありながらも、スリナーを魅了するような情報を伝えることは記者らの高い知的水準や専門性を求めます。一つ一つのニュースや記事、 言葉による前向きな影響を与えることができます。VOVのそれぞれの記者、幹部、アーチストは『こちらはベトナムの声』という言葉を叫ぶという名誉を与え られます。」

*今週、ハノイで最高人民裁判所創立70周年を記念し、ホーチミン勲章を受領する式典が行われました。席上、中央司法改革指導委員会委員長を務めるチュオン・タン・サン国家主席は挨拶をし、「この70年、裁判部門は絶え間なく発展し、党と国家の政策、法律を貫徹した上で、託された任務を立派に遂行し、祖国の建設防衛事業で重要な役割を果たしてきた。ドイモイ=刷新時期に入り、人民裁判所の権限が拡大されている。人民裁判所は工業化現代化事業と国際社会への参入に大いに寄与している」と強調しました。

*先頃、ハノイで、グエン・タン・ズン首相は各研究院や大学、企業で優れた成績をあげた若い科学者およそ70人と懇親会を行ないました。

懇親会でズン首相は「若い知識人と科学者は祖国の建設防衛事業だけでなく、国際社会におけるベトナムの地位向上にも貢献している。科学者、とりわけ若い科学者を重視しなければならない。科学者を優秀な専門家や幹部に育成する必要がある」と強調しました。

*8日、ハノイで、国の窓口一本化制度の開始やそれをASEANと繋げる式典が行われました。ベトナムは国の窓口一本化を実施すると共に、ASEANと繋げるために、法律システムを点検しました。8日、ベトナムは正式に、インドネシア、マレーシア、シンガポール、タイと繋ぎました。式典で、ブ・バン・ニン副首相は「ベトナム政府は行政改革のために決意を固め、専門的かつ現代的な行政システムづくりが狙いである」と強調しました。

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