これらのフォーラムはベトナムのホーチミン共産青年同盟中央委員会、ベトナム青年連合会中央委員会などの共催により行われ、若い知識人に祖国のインベンション・イノベーションに貢献するよう働きかけることが狙いです。

29日、開催された青年スタートアップフォーラム2018は国家スタートアップ・イノベーション・インベンション祭り2018の一環であり、グエン・スアン・フック首相をはじめ、国家銀行、科学技術省、計画投資省などの幹部らが参加しました。

席上、フック首相はスピーチをし、「この間、国内のスタートアップ、インベンション、イノベーション活動はかつてないほど、活発に行なわれている。政府は青年たちのスタートアップ、インベンションにあらゆる条件を作り出し、新製品の開発を進める」と強調しました。

また、フック首相は優遇税制や低金利融資へのアプローチ、国内外のスタートアップの結合などに関する起業家や投資家の意見と提案に耳を傾けた上で、各省庁、部門、地方に対し、スタートアップ活動に有利な条件を作り出すよう求めました。さらに、12月以内に、関係各省庁はフォーラムで指摘された困難の解決を目指し、具体的な措置を報告するとともに、アドベンチャー投資家とリスクを分かち合う必要があると指示しました。

これに先立つ28日、「第4次産業革命におけるベトナムの若手知識人の力の発揮」をテーマにした第1回グローバル若手知識人フォーラムが開幕し、国内外で活躍しているベトナムの若い知識人の代表200人あまりが参加しました。フォーラムで、ＳＴＥＭ教育を通じて、第4次産業革命の要求に応えられるような人材育成を促進させることや、環境保護と気候変動の対応に第4次産業革命のメリットを活用すること、生産・経営活動のイノベーションを促進させることなどが集中的に討議されました。STEMとは理数系の「Science（科学）」「Technology（技術）」「Engineering（工学）」「Math（数学）」の頭文字()を組み合わせた、アメリカの造語で、それぞれ、理数系の柱となっている学問です。また、出席者らはベトナムの若い知識人のビジョン、使命、役割、能力について触れるとともに、彼らの力を祖国の建設、発展、刷新に活用するため、適切な政策を提出しました。なお、フォーラムの開催にあたり、ベトナムグローバル若手知識人ネットワークが誕生しました。