(VOVWORLD) -11日と12日の両日、ハノイで、中央経済委員会は関連各省庁や国際組織と連携して、「迅速かつ持続可能な発展に向けて」をテーマにしたベトナム経済フォーラム2018を共催しました。
フォーラムの様子=TTXVN |
席上、ベトナムの経済状況が評価されたほか、迅速かつ持続可能な経済発展を目指す措置が集中的に討議されました。
フォーラムでは技術・グリーンエネルギー・持続可能な発展、工業化における生産効率の向上、信用リスクの管理を通じての経営環境の改善という3つの主要議題が取り上げられました。
ベトナム政府が「技術・グリーンエネルギー・持続可能な発展を主要議題に選んだのは、エネルギーの需要に応えるだけでなく、ベトナムへの投資家を誘致することが狙いです。エネルギーは依然として経済発展を左右する要素となっています。実際、ベトナムの経済は主に化石エネルギーに依存しているということです。しかし、現在、天然資源エネルギーは環境汚染をもたらす恐れがあることから、ベトナム政府は、グリーンエネルギーの発展を短期的な目標と長期的なビジョンの方向として見なしています。
一方、ホアン・コック・ブオン商工次官は「ベトナムは火力発電所を増設している。」という現状を認識しています。しかし、ベトナムは、世界各国と共に、環境保全、気候変動対応に取り組むために、その状態を再生技術の発展、エネルギー開発へシフトする可能性があります。というのは、ベトナムは気候変動の影響を受ける国の一つであり、気候変動対策に配慮しているからです。
その他、工業化における生産効率の向上は経済発展を決定する主要な要素の一つです。第4次産業革命は、インベンションと技術による生産効率にチャンスと試練を作り出しています。
ベトナムは、持続可能な開発の為に、中期的にも長期的にも生産効率の向上戦略を確定してきました。その一方で、外国投資家の誘致を目指すために、財務情報の開示を行っています。また、ベトナム政府は、企業の信用リスク回避のため、大規模なデータベースシステムの管理技術を導入してきました。さらに、経済発展の目標を目指して、ベトナム政府は、所有形式と経営方式の多様化、国のエネルギー財源の効果的利用と生態系環境の保護を結び付けて行うという方策を講じています。