ベトナム・カンボジア間の国境線の発展

(VOVWORLD) -今週、ベトナムとカンボジアは、1月7日の西南部国境の戦争勝利、及び、ポルポト政権転覆40周年を記念しました。この出来事は、両国関係に歴史的な節目、及び、カンボジア再生におけるベトナムの使命を示しました。

国際共同体は、ベトナムが正当な自衛権を行使し、カンボジア民族を大量虐殺から救出するという国際責任を果したことを高く評価しました。1990年に出版されたアメリカの日刊紙「シカゴ・トリビューン」紙の記事は「ベトナムは、西南部国境の戦争において、ポルポト政権の野蛮な罪悪に終止符を打ち、ポルポト政権を転覆した功労があった。ベトナム軍隊がカンボジアに派遣されたことは、インドシナ地域の平和維持における前進であった」と強調しました。また、1989年3月19日付のオーストラリアの「キャンベラタイムズ」は、「ベトナム軍がカンボジアに派遣されて、明確な成果を収めたことは否定できないことである。その行動は、カンボジア国民に歓迎された。」と評価しました。特に、2018年11月中旬に、プノンペンの裁判所で、国連が支援する法廷が行われ、カンボジアのポル・ポト元首相が1970年代に率いた政治勢力「クメール・ルージュ」政権の高官2人に大量虐殺の罪で有罪判決が下りました。

現在、ベトナムとカンボジアは、1137キロメートルに及ぶ国境線を共有しています。そこで、国境沿いにある地方間の協力は両国の指導者から配慮されています。両国間の国境地域は、かつての戦争で深刻に破壊されましたが、平和・友好・協力・発展の地域となっています。両国間の関連各機関は、国境線の管理に向けて緊密に連携し合っています。特に、2017年以来、両国の中央機関や、各省庁、部門の協力、とりわけ国境地域各省の関係は全面的に強化され、前向きな成果を収めました。国境地域の行政当局と住民たちは常に、各レベルの代表団の相互訪問、交流会、相互支援、秩序安全などを頻繁に行っています。国境での貿易活動も日増しに発展しています。双方は、国境貿易協定の交渉を完了させました。

ベトナムとカンボジアの指導者らは、国境地域間の協力が配慮すべき重要な任務であると認識しており、この地域における秩序安全の維持、越境犯罪防止対策、国境貿易の強化などを優先課題として見なしています。

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