(VOVWORLD) - 27日と28日の両日、ベトナムの首都ハノイで開催された第2回米朝首脳会談は国際社会の特別な注目を集めました。
これはベトナムが「国際関係の多様化と多角化」という全方位外交政策を改めて強調するチャンスとみなされています。また、ベトナムが朝鮮半島の平和プロセスに対する役割を果たす機会でもあります。
アメリカと朝鮮民主主義人民共和国の指導者らがベトナムを首脳会談の開催地に選んだことは、両国がベトナムを信頼に足る相手国とみなしていることを示すと評されています。また、国際共同体が地域と世界の安全保障と平和に対するベトナムの役割を重視していることを示す証でもあります。
28日午後、米朝首脳会談を終えて、大統領専用機で帰国の途についていたアメリカのトランプ大統領は、ベトナムに感謝の意を表明しました。これに先立ち、ハノイで行われた記者会見でも、トランプ大統領はベトナム政府と国民に感謝の言葉を送りました。
実際、ハノイが会談の開催地として選ばれたという通知が出されてから会談開催までは、わずか10日でしたが、政府の指導により、準備作業は迅速かつ周到に行われました。各国のマスメディアは記事を掲載し、第2回米朝首脳会談の主催国としてのベトナムの役割を高く評価しました。
これを機に、ベトナムは、地域と世界の平和・安定に貢献する決意と政策を表明しました。会談を通じて、ベトナムは「アメリカ、および、朝鮮とのパートナーシップを強化させたい意向がある」と表明しました。また、報道界をはじめ国際友人は、ベトナムの国土、人々、経済社会発展事業などに関する理解を深化することができました。
ベトナムは平和を愛する民族ですが、戦争による深刻な被害を受けました。そして、真の平和を勝ち取る為には、多くの和平交渉を経なければなりませんでした。ベトナムは誰よりも平和の価値について深く理解し、地域と世界の平和の構築に寄与してきました。