この日に応えて、ベトナム資源環境省は関連各部門や機関と協力して、UNEP＝国連環境総会が提唱した海洋のプラスチックごみ防止対策に関する合意書の作成と交渉プロセスに参加する草案を立案しています。この草案はベトナムが海洋プラスチックごみの解決に先駆けて実施すると共に、この件に関する地域と国際的な協力枠組みの作成作業に参加し、循環経済の実施、天然資源の節約、海洋経済の持続可能な発展を図るという目標を掲げています。

ベトナムはプラスチックごみ問題の解決に関する公約の実施を強化すると共に、この分野における国際協力を支持してきました。また、ベトナムはこれまでに締約してきた海洋プラスチックごみ防止に関する公約を厳格に実施する他、海洋のプラスチックごみ防止に関する構想を履行しています。1992年のリオデジャネイロ・地球サミットで、カナダの代表が提唱したことで、『世界海洋デー』は非公式にスタートしました。そして、2009年、国連が正式に制定したことで、世界海洋デーは公式な国際デーとなりました。

ベトナムは、自国が加盟している国際的な枠組みで確約されている海洋プラスチック廃棄物の削減と管理に関する義務を厳守しています。また、海洋プラスチック廃棄物に関するイニシアチブを適切に実施する他、海洋環境汚染、特に、海洋プラスチック廃棄物によって引き起こされた汚染を含める海洋環境汚染の管理を強化し、国内外の機関・団体と共に連携しています。
 このプロジェクトは、ベトナムが海洋プラスチック廃棄物の問題解決において先頭に立つ最初の国であることを目指しています。また、ベトナムは、海洋プラスチック廃棄物の防止・削減に関する地域と国際的協力枠組みづくりに積極的に参加し、様々な提案を出してきました。これを通じて、循環経済を成功裏に構築・実施し、ベトナムでプラスチックごみを効果的に管理し、天然資源を節約し、ベトナムの海洋経済を持続的に発展させることに寄与しています。