*今週、ハノイで第13期国会常務委員会第20回会議が開幕しました。今回の会議で討議された内容の一つは税関法改正案でした。討議で、グェン・ティ・キム・ガン( Nguyen Thi Kim Ngan)国会副議長は「税関法改正案には輸出入活動に関連する費用の削減、税関手続の明確化を目指す規定を盛り込む必要がある」と明らかにし、次のように語りました。
(テープ)
「税関法改正案の規定は税関手続を明確化しなければなりません。私たちは国家管理をしながらも、企業にやさしい税関のイメージを作らなければなりません。他に重要な問題は密輸密売防止対策、越境不正取引に関連する措置は憲法の枠内にあるということです」
また、今回の会議では植物検疫法、戸籍法などについても討議が行われるほか、義務教育のカリキュラムと教科書の品質確保に関する法律の実施活動を監視する報告に意見を寄せました。
*今週、グェン・タン・ズン首相は北部フート省とハーナム省の指導部と会合を行い、地元の経済社会発展状況について討議しました。フート省の指導部との会合で、ズン首相は同省が収めてきた成果を高く評価するとともに、「2013年の経済社会発展計画の実施に力を尽くし、中でも、農業生産や加工工業の発展、消費市場の拡大、新農村作り運動の効果的な実施、農業生産への近代的技術導入、社会福祉確保を行う必要がある」と求めました。ハーナム省の指導部との会合で、ズン首相は同省の指導部に対し、大規模な田んぼ作りを中心に新農村作り運動を徹底的に実施し、加工工業や社会福祉確保、雇用創出、インフラ整備などを行うよう求めました。
*今週、ハノイで、在ベトナムインド大使館は8月15日のインド独立66周年記念式典を開きました席上、在ベトナムインド大使館のランジット・ラエ大使は今後も両国の戦略的パートナー関係は引き続き大きな成果を収め、地域と世界の平和・安定・協力と繁栄のために、両国の利益に応えるだろうとの確信を表明しました。一方、今週、ハノイで、ベトナム・イラン国交樹立40周年記念式典が行われました。式典で、在ベトナムイラン大使館のフセイン大使は「イランとベトナム民族は文化面で類似点を持ち、平和愛好者であり、国際問題に関しても、共通の利益と見解を持つことから、この40年間、緊密に協力してきた。今後もこの関係は両国国民の利益と地域、世界の平和に向けて発展してゆくでしょう。」と明かにしました。
*今週、アメリカ商務省がベトナム産の輸入冷凍エビに対する反補助金税訴訟に対する正式な判決を下したことを受け、ベトナム商工省・競争管理局・貿易防衛委員会のファム・フォン・ザン副委員長は当放送局の取材に対し、「提訴以来、ベトナム政府は常に『エビの養殖・輸出業者に補助金を提供しなかった』と終始一貫して強調してきた。」と明らかにし、次のように語りました。
(テープ)
「訴訟向けの調査過程で、ベトナムの各企業と政府は、アメリカの調査機関と十分に連携し、アメリカ側の調査質問に期限通り回答したほか、ベトナム政府が補助金を提供しなかったことと各企業が政府からの何らの補助金を受けていないことを証明する資料をアメリカ側に提供しました。しかし、アメリカ商務省はベトナムの英日輸出加工企業が政府の補助金を受けているということを結論付け、ベトナムの各企業に対して相殺関税を課す正式な判決を下しました。アメリカ商務省の結論は実情の本質とベトナムの現状を十分に反映するものではないと言えるでしょう。」
同じ日の15日、ベトナム漁業協会は、アメリカ商務省の判決への反対の宣言を出しました。