今週の主な国内ニュース(7月10日から)


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*今週、ハノイで、国会常務委員会第50回会議が2日間の日程を終え、閉幕しました。会議では第14期国会第1回会議の準備作業について討議が行なわれた他、今年上半期の経済社会発展や国家予算の実施状況、下半期の任務の遂行に意見が提出されました。また、国会常務委員会は2016年の立法計画の調整、2017年の立法計画、国会監視計画などについても協議しました。

*今週、グエン・スアン・フック首相率いるベトナム高級代表団は2日間にわたり、モンゴル公式訪問を行ないました。訪問期間中、フック首相はモンゴルのエルデネバト首相と会談を行った他、同国のエルベグドルジ大統領、及び、エンフボルド国家大会議議長と会見を行いました。13日午後、モンゴルの首都ウランバートルで、ベトナムのグエン・スアン・フック首相とモンゴルのエルデネバト首相による首脳会談が行われました。会談で、両首相は、各レベルの相互訪問を通じて政治信頼と相互理解を強化することで一致しました。会談後行なわれた共同記者会見で、フック首相は次のように語りました。
(テープ)

「私とモンゴル首相の会談は成功しました。まず、モンゴルとベトナムは国際場裏での連携・協調を強化するとともに、モンゴルとASEANとの関係をさらに拡大することで一致しました。また、通商・投資関係、観光、文化、教育などの各分野で協力を拡大すること。そして、鉱物産業と履物産業に特別な関心を寄せること。交流を強化することによって両国の若者に相互理解を深めてもらうのはこれからの課題となります。両国は、貿易活動を一段と拡大する用意があるということです。」

モンゴルの公式訪問の後、フック首相はモンゴルの首都ウランバートルで開かれていたASEM=アジア欧州会議の第11回首脳会合に出席しました。会合で発言にたったフック首相は「世界の新たなチャンスと試練の背景の中で、ASEMは刷新し、協力の効果を向上させており、アジアと欧州、及び世界における平和、安全保障、安定、及び持続可能な開発に寄与してゆく必要がある。」と強調しました。また、フック首相は「ASEMの対話と協力は持続可能な開発目標の達成、特に、貧困解消、社会福祉の確保、及び世界的な試練の対応に努力する必要もある。ASEM教育と人材開発担当グループ、自然災害対応、水資源の着実な管理などに関する具体的なプロジェクトを実施し、ASEMの協力に青年、企業、特に中小企業の貢献を重視しなければならない。」と訴えました。

*今週、ルーマニアのダチアン・チョロシュ首相はベトナム訪問を成功裏に終えました。この訪問はグェン・スァン・フック首相の招きに応じて、11日から14日まで実施されたものです。ダチアン・チョロシュ首相は訪問中フック首相と会談したほか、グェン・フ・チョン共産党書記長、チャン・ダイ・クァン国家主席と会見しました。これらの会談と会見で、双方は経済、通商、エネルギー、銀行、農業、工業、インフラ整備、情報通信、科学技術、環境保護、気候変動対策、観光の各分野における両国の協力関係強化策を討議し、そして、協力拡大に関する各文書に調印しました。また、双方は領海紛争問題に触れ、国際法に沿って平和的措置を通じて解決することで合意しました。

*今週、ハノイで、外務省の定例記者会見が行われました。オランダ・ハーグの常設仲裁裁判所が12日、フィリピンと中国の領海紛争に関する最終判断を下したことをめぐって、レー・ハイ・ビン報道官は、その判断の後に予想されるこの海域での緊張情勢とベトナムの対応策に関する記者団の質問に答えました。ビン報道官は、次のように語りました。

(テープ)

「ベトナムは、平和的措置で紛争を解決することを含め1982年国連海洋法条約の規定の遵守を支持しています。ベトナムはチュオンサとホアンサの両群島を含めベトナム東部海域での自国の領有権を再確認します。また、常設仲裁裁判所に対し、1982年国連海洋法条約に従って、客観的な判決を出すよう求めます。さらに、1982年国連海洋法条約がベトナムの合法的な国益に関心を寄せるよう期待しています。」

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