今年は、ベトナムの障がい者法が履行されてから8年目、国連の障がい者権利条約が批准されてから4年目となっています。これらの法律が施行されて以降、身体障がい者の権利がよりしっかりと守られており、障がい者の生活はより改善されています。

ベトナムの党と国家は常に、身体障がい者に関する課題は社会的だけではなく、政治的にも重要な意義を持っていると見ていますので、障がい者が一般人と同じように、教育・医療・労働を始め全ての分野における権利を受けられるようにしています。

国の支援により、障がい者諸組織連合会が2010年に設立されました。同連合会は活躍しており、障がい者の社会的地位の向上に大きく貢献しています。そして、国は、障がい者の雇用創出に特別な関心を寄せており、障がい者を雇う企業を大いに支援する方針です。これらの企業は、低金利の融資を受けるほか、商品を消費してもらいます。

これまで、障がい者を雇っている企業はおよそ700社で、4万人以上の障がい者に雇用を創出しています。これらの障がい者は、世間並みの収入をもらっており、安定的な生活を送っています。そして、障がい者がよりよい仕事に就職するため、障がい者向けの職業訓練を強化しています。

これにより、全国の身体障がい者およそ800万人は、社会への溶け込みに取り組んでおり、よりよい生活を送ることができるようになりました。