4月30日から一週間の主な国内ニュース

(VOVWORLD) -       今週、国内各地で、4月30日の南部完全解放・祖国統一42周年を記念する様々な活動が活発に行われました。

        今週、国内各地で、4月30日の南部完全解放・祖国統一42周年を記念する様々な活動が活発に行われました。ホーチミン市での大規模な音楽会のほか、クアンチ省のヒェンルオン・ベンハイ遺跡地区で、ベトナム共産党機関紙「ニャンザン」や、ベトナム通信社は共同で、芸術交流会を行いました。席上、「ニャンザン」紙のトゥアン・ヒュー編集長は次のように語りました。

(テープ)

「南部完全解放・祖国統一に繋がる大勝利42周年とクアンチ省解放45周年を記念して、我々はここに集まって、民族の輝かしい伝統を振り返ります。また、これは、国のために身を捧げた先輩や、英雄、戦没者、復員軍人、“英雄”称号を持つ母親、革命功労者の恩に報いるチャンスでもあります。彼らの功労が永遠に忘れられません。」

 

*  今週、ベトナム国民と労働者階級は5月1日のメーデーを記念しました。これは労働者階級の祭りで、各国の労働者との団結を強化するチャンスと見られています。この機に、ベトナム人民軍機関紙「クアンドイニャンザン」は「ベトナム労働者階級の誇り」と題する社説を掲載し、その中で、「今後も、ベトナム労働者階級を発展させていく必要がある。これは長期的な任務で、国の工業化近代化事業や、迅速かつ持続可能な発展、国際社会への参入などに貢献する」と強調しました。

 

        今週、フィリピンの首都マニラで、第30ASEAN首脳会議が行われ、グエン・スアン・フック首相とASEAN諸国の首脳らが参加しました。会議で発言にたったフック首相は、ASEAN輪番議長国を努めているフィリピンが提出した優先課題に賛同し、「これらは域内の団結や、ASEANの中核的な役割の発揮に役立つ」と評価しました。また、首相は、「実質的な協力のために、ASEANは国民を中心にする国民の利益の確保や、ASEANの活動の効果向上、域内外の協力の強化といった3つの任務を遂行する必要がある」と訴えました。

 

        4日から6日にかけて、日本の大島理森衆議院議長夫妻はベトナム公式訪問を行いました。訪問期間中、大島衆議院議長はグエン・ティ・キム・ガン国会議長と会談したほか、グエン・スアン・フック首相と会見しました。これらの席で、双方は、両国会を含め両国関係を強化していくことなどで一致しました。また、ベトナム東部海域(いわゆる南シナ海)での平和、安定、航行の自由の確保、法の支配、非軍事化のために努力していくことに合意しました。

 

        今週、グエン・スアン・フック首相の主宰のもと、政府の4月月例会議が行われ、4月と年初4ヶ月間の経済社会状況、年末までの計画などについて討議しました。席上、フック首相は、「政府は、今年の成長率を6・7%にする決意である」と明らかにし、次のように語りました。

(テープ)

「この目標達成のために、各部門、機関、地方、省庁、企業の大きな努力を求めます。それぞれの省庁や、地方は具体的な措置をとる必要があります。特に、企業の困難解決や、生産経営の促進、輸出拡大に集中しなければなりません。」

 

*    今週、ハノイで行われた外務省の定例記者会見で、レー・ティ・トゥ・ハン報道官は、中国の当局が51日正午から816日正午にかけてベトナム東部海域(いわゆる南シナ海)での漁獲を禁止すると発表したことに関する記者団のインタビューに応えました。その中で、ハン女史は、「ベトナムは中国のこの一方的な決定に断固として反対する。この決定は、ホアンサ群島に対するベトナムの領有権や、1982年国連海洋法条約に従って確定されたベトナムの権利を侵犯し、1982年国連海洋条約を含めた国際法に違反し、DOC=海上行動宣言の精神に逆行し、両国関係の発展傾向に合致せず、地域内の平和・安定の維持に不利なものだからである」と強調しました。一方、アメリカのTPP=環太平洋経済連携協定離脱に関し、ハン報道官は、「ベトナムはTPPと各FTA=自由貿易協定への加盟を自国の全面的かつ積極的な国際社会への参入を展開するための一歩と見なしている。したがって、ベトナムはそのプロセスを促進し、これまで出してきた公約を履行していく」と再確認しました。

 

        お釈迦様の誕生を祝う仏教行事の潅仏会2017にあたり、4日、チャン・ダイ・クアン国家主席はハノイ市フー・スェン県にあるビェンミン寺を訪れ、ベトナム仏教協会法主のティック・フォ・トゥエ和上を始め、ベトナム仏教協会の代表に祝辞を述べました。一方、ベトナム祖国戦線のグエン・ティエン・ニャン議長は仏教の聖職者と尼僧、信者に書簡を送り、お祝いの言葉を述べました。

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