5月10日からの一週間の主な国内ニュース


*5月11日から14日にかけて、ハノイで、第38回ベトナム国会常務委員会会議が開催されました。会議で、国会常務委員会は経済社会発展計画の展開状況、国家予算の実施状況および浪費対策に関する政府の追加報告書について意見を出しました。また、今回の会議では、民事法改正案、国民投票法案、気象法案について討議すると共に、最高人民裁判所と最高人民検察院の組織と人事、および、いくつかの地方の行政組織の再編について意見を出しました。

*5月19日のホーチミン主席生誕125周年を記念する様々な活動が全国各地で行われています。12日から19日にかけて、ホーチミン主席の故郷であるベトナム中部ゲーアン省で、「ホーチミン主席の道徳を見習おう」と題する美術・写真展示会や、ホーチミン主席を題材にしたポスター展示会などがありますが、ホーチミン首席が生まれ育ったセン村の祭りは記念活動の目玉となっています。

一方、14日夜、北部タイグエン省、タイグエン市で、同省党委員会、人民評議会、人民委員会は共同で「ホーチミン主席に差し上げる花」と銘打った芸術公演を開催しました。

*5月10日から13日にかけて、ベトナムのチュオン・タン・サン国家主席は国賓としてチェコを訪問しました。訪問期間中、サン主席は、ゼマン大統領と会談したほか、ボフスラス・ソボトカ首相、上下両院の議長と会見しました。また、チェコ在留ベトナム人代表との懇親会も行ないました。

サン主席とチェコの指導者による会談と会見で、双方は、両国の伝統的な友好関係は幅広い政治対話及び多分野における二国間の協力を通じて積極的に発展していると満足の意を表明しました。双方は、それぞれの国の政治、経済、社会の情勢、両国関係の状況、外交政策の優先課題、共に関心を寄せている世界と地域の問題について協議した他、両国関係の強化を目指す具体的な措置について合意しました。

首脳会談後の記者会見で、サン主席は次のように語りました。
(テープ)

「チェコ共和国はベトナム国の建設防衛事業に様々な支援を行なってきました。我々は経済、通商、投資を中心に全ての分野において全面的協力関係を促進してゆくことで合意しました。」

チェコに続いて、ベトナムの主席は5月13日から15日にかけてアゼルバイジャンを公式訪問しました。訪問期間中、サン主席はアリエフ大統領と首脳会談したほか、同国の首相および国会議長と会見しました。

アリエフ大統領との首脳会談で、両首脳は貿易促進活動を強化する上で、両国間の貿易総額を2014年の4億ドルから10億ドルに引き上げることで一致しました。両首脳はまた、石油分野は両国の戦略的かつ長期的な協力であると強調しました。そして、軽工業、不動産、労働、建設、医療、交通運輸、教育などにおいて協力を拡大することについて合意し、両国を結ぶ直行便を開設させることで一致しました。

*4日、ハノイで開催された外務省の定例記者会見で、レー・ハイ・ビン報道官は、アメリカ上院外交委員会がベトナム東部海域いわゆる南シナ海に関する公聴会を開催したことに関する記者団の質問に答えました。その中で、ビン報道官は次のように語りました。
(テープ)

「ベトナム東部海域での平和、安定、安全保障、航海の安全は地域内外の諸国の共通の願望と利益です。関係者らは、紛争を平和的方法で解決し、1982年国連海洋法条約をはじめ国際法とDOC=海上行動宣言を遵守し、COC=行動規範を早期に作成する必要があります。この精神で、ベトナムはこの海域での平和、安定、協力の促進へ向けてのアメリカを含め国際社会の努力を歓迎しています」

また、カナダがベトナム産の送油パイプに対する調査の停止を決定したことに関し、ビン氏は「これは正しい決定で、カナダの企業と消費者の利益に合致するものだ」と語りました。


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