6月19日からの主な国内ニュース


*21日、ハノイで、6月21日の「ベトナムジャーナリストの日」91周年を記念する式典と第10回報道賞授賞式が行われました。開会式で、チャン・ダイ・クアン国家主席は、「この91年間、ベトナム報道界は全民族と共に歩み、絶え間なく成長し、かつての民族解放闘争と今日の祖国建設防衛事業に多大に貢献してきた」と強調し、次のように語りました。
(テープ)

「今後、平和・協力・発展という目標は世界の主流ですが、戦争、民族紛争、宗教紛争、領有権紛争が発生し、その危険性が増しています。こうした中、ベトナムの報道界の任務は重要です。その任務を全うするために、各報道機関は、刷新、近代的技術・設備の導入、能力向上などに力を入れていく必要があります。」

なお、第10回報道賞には1660点の応募があり、その中で、8点が一等賞、25の作品が二等賞、40の作品が三等賞となり、19点が奨励賞を獲得しました。VOVは一等賞一点、二等賞4点、三等賞4点を得ました。

*今週、グェン・ティ・キム・ガン国会議長は、北部山岳地帯のランソン、カオバン、バクカンの3省を訪問しました。これらの各省で、ガン国会議長は地元の指導部と会合し、農業・農村の開発や交通インフラの整備を加速させるよう求めました。

*23日、ハノイで、政府の法律制定に関する会合が行われました。会合の内容は、投資法と企業法など来る7月1日に発効する法律の施行細則の実施状況を評価するとしています。会合で、発言にたったグェン・スアン・フック首相は「国民と企業に有利な条件を作り出し、生産力の解放、成長と経済発展の強化を目指すため、体制を作ることは極めて重要である。」と強調しました。

*21日、中部高原地帯テイグェン地方を実務訪問中のグェン・スアン・フック首相はダクラク省の指導部と会合を行い、経済社会発展状況と国防安全保障について討議しました。席上、フック首相は、ダクラク省に対し、生産用地の配分を適切に行い、生活と生産の水資源を確保するよう要請しました。

また、ダクラク省は農業生産の強化、付加価値の高い農産物のピーアール、市場の拡大を目指す為に、経済再構築を実現させる必要があるとしています。さらに、フック首相は、ダクラク省に対し幹部の育成、民族・宗教政策を良好に実現し、競争力指数の向上、投資環境の改善を集中的に行うよう指導しました。

*22日、ハノイで開かれていた第4回ASEAN子どもフォーラムが4日間の議事日程を終え、閉幕しました。閉会で、ASEAN=東南アジア諸国連合加盟諸国の子どもの代表はASEANの社会福祉・開発担当高官、及びベトナムの関連各機関の代表と対話しました。

子どもたちは、ASEAN内における子どもの人身売買対策、子どもへの暴力防止、インターネット環境からの子どもの保護、及び気候変動対応に対する子どもに関する自分の考えや提案を出しました。特に、参加者らは子どもへの暴力防止に関する適切な方策について意見交換をしました。労働傷病軍人社会事業省・子ども保護ケア局のダン・ホア・ナム局長は次のように明らかにしました。
(テープ)

「子どもが提出した全ての勧告は首相や関連各省庁、部門に送ります。その後、関連各省庁、部門は、これらの勧告を検討し、取り扱うことになります。」

*中国がベトナムのチュオンサ群島で不法に建設中の幾つかの施設を稼動させたことや、中国企業のCOSCO社がベトナムのホアンサ群島へのツアーを企画していることを受け、24日、ベトナム外務省のレー・ハイ・ビン報道官は、「ベトナムの主権を深刻に侵犯する行為である」と強く批判し、中国側に対し、これらの行為を直ちに中止し、再発防止措置をとり、DOC=海上行動宣言を厳格に履行し、この海域での平和、安定の維持に貢献するよう要請しました。

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