*この数日間、第14期国会第1回会議の終了直後、党、国家、国会の指導者らは会議の結果を通知するため全国の有権者と相次いで会合を行いました。3日、北部港湾都市ハイフォンで、グェン・スアン・フック首相は同市の有権者と会合を行い、「政府の最も大きな目標は雇用の創出、生産効率と創造性の向上、環境保護、社会公平の実現というものである」と明らかにしました。これに対し、ハイフォン市の有権者は清廉、行動、奉仕という政府作りに対するズン首相の決意に支持しました。
一方、2日、チャン・ダイ・クアン国家主席は、ホーチミン市第4区に住む有権者と会合を行いました。年末までの経済社会発展方策について、クアン主席は次のように語りました。
(テープ)
「年末までに、ベトナムは、経済とそれぞれ企業の競争力を向上させる為に、投資経営環境の改善、経営生産の推進、マクロ経済の安定化、インフレの抑制、インフラ整備などを続行します。同時に、干ばつや塩害、環境汚染、気候変動の克服、行政改革、近代的かつ効果的行政作りに有効な措置で実現します。」
*8月1日と2日の両日、7月の政府月例会議が行なわれました。会議で、グェン・スァン・フック首相は「年末までに、GDP=国内総生産の成長率を6.7%にするという目標を達成するため、全力を挙げて取り組むよう」求めました。また、フック首相は国民のため、行動するという政府の主張を明らかにし、次のように語りました。
(テープ)
「今年、経済成長率を6.7%にするという目標を掲ています。この目標を達成するため、政府と国民は困難と試練を乗り越えて、工夫を凝らし、即時行動して、尽力しています。今月、ベトナムは一定の成果を収めました。各省庁の予算実施の割合は40%に達し、明るい兆しを見せています。」
*7月29日、ベトナム航空のウェブサイト及びハノイ市のノイバイ国際空港とホーチミン市のタンソンニャット国際空港の音声システムと運航情報に関する電光掲示板がハッキングされた事件で、ベトナム外務省のレー・ハイ・ビン報道官は、サイト攻撃を行った全ての行為は厳格に処罰される必要がると述べ、ベトナム当局は調査を進めていると明らかにしました。また、中国がベトナム東部海域(南シナ海)をテーマとしたウェブサイトを開設したことについて、ビン報道官は、この海域にあるチュオンサとホアンサの両群島に対するベトナムの主権を強調しました。
*3日、ワシントンで、第8回ベトナム・アメリカ政治・安全保障・国防対話が行われました。対話で、双方は、オバマ大統領による5月のベトナム訪問で達成した合意を効果的に展開することで一致し、両国関係のさらなる発展を目指す措置について協議しました。地域と国際問題について、双方は、テロ、人身売買、麻薬密輸などについて意見交換したほか、国連の平和維持活動など国際場裏での連携強化について協議しました。そして、双方は1982年国連海洋法条約を含む国際法に従って、ベトナム東部海域(南シナ海)問題を平和的に解決することの重要性を強調しました。