10日からの先週の主な国際ニュース

*イラン大統領選で勝利したロウハニ最高安全保障委員会元事務局長は16日、選挙後初めて、イスラム教シーア派最高指導者のハメネイ師と面会しました。穏健派のロウハニ師は、外国との関係改善と、より自由な社会の実現を公約に掲げ、圧倒的な支持を集めましたが、こうした改革のペースを究極的に決定するのがハメネイ師とみられます。シーア派の中堅聖職者であるロウハニ師は、1979年のイラン革命(イスラム革命)以降、政治および軍の幹部ポストについており、イランで最も強い権力を持つハメネイ師と良好な関係を維持してきました。

*朝鮮中央通信によりますと、6月16日、同国の国防委員会報道官は同日、朝鮮半島の緊張緩和や地域の平和・安全を確保するため、米朝高官会談の提案を発表しました。米朝高官会談では軍事の緊張緩和や非核化について話し合いを行うと提言しました。朝鮮民主主義人民共和国の報道官は、「朝鮮半島の非核化は金日成主席、 金正日総書記の遺志です。しかし、朝鮮半島の非核化は朝鮮の核の放棄だけでなく、韓国を含む朝鮮半島全体が一丸とならなければな りません。

*アメリカは先週、シリア政府軍が内戦において、何回か、小規模の化学兵器を使用していたと断定しました。攻撃を受けた反体制派の兵士2人の血液、尿、毛髪から採取されたサンプルの分析結果によるものであり、サリンも検出されたとしています。
アメリカのロードス国家安全保障副顧問は、少なくともアレッポ郊外ハン・アルアサルでアレッポ周辺シェイフ・マクスードでホムス北部カスル・アブ・サムラでそして東ダマスカスでの攻勢で化学兵器が使用されたと提示しました。

*トルコでは、エルドアン政権がイスタンブール中心部の公園を占拠してきたデモ隊を強制排除して公園を封鎖したのに対し、デモ隊は場所を移して抗議行動を続けるなど、混乱は収まっていません。反政府デモが2週間余り続いたトルコでは、15日夜、エルドアン政権は抗議行動の拠点となってきた イスタンブール中心部の公園に警官隊を突入させ、デモ隊を強制排除しました。エルドアン政権はデモの抑え込みを続ける方針で、一夜明けた16日は、公園一 帯に多数の警官隊を展開させ、厳重な警戒態勢を敷いています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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