13日からの一週間の主な国際ニュース

*先週、アメリカのケリー国務長官とロシアのラブロフ外相はスウェーデン北部キルナで会談し、シリアのアサド政権と反体制派の双方を招いた国際会議について、スイス・ジュネーブで開催する方向で基本合意しました。アメリカ国務省は先に6月上旬開催との見通しを示していました。ジュネーブでは2012年6月にも米ロなど関係国会議が行われ、移行政権樹立などを柱とする「ジュネーブ合意」をまとめていました。

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*先週、朝鮮民主主義人民共和国が同国の東側の海洋で短距離ミサイルを3発発射しました。午前に2発と午後に1発、いずれも北東方向へ発射し海に落ちました。韓国国防省の当局者は新型の地対艦ミサイルの発射実験か、訓練の可能性があると判断していますが、引き続き軍事挑発への警戒態勢を維持すると述べました。

*イラクの首都バグダッド、北部キルクークや中部カルバラなど各地で先週、爆発が相次ぎ、少なくとも39人が死亡し、180人以上が負傷しました。20日はイラク戦争開戦から9年に当たり、国際テロ組織アルカイダ系の過激派武装勢力が連携した連続テロの可能性があります。一方、アフガニスタン南部カンダハル郊外の住宅街で先週、車爆弾などが爆発し、少なくとも9人が死亡、子どもを含む70人以上が負傷しました。一方、 パキスタンの最大都市、南部カラチで先週、野党パキスタン正義運動の女性幹部ザラ・シャヒド・フセイン氏が、自宅近くで何者かに銃撃され、死亡しました。

*先週、ミャンマーのテイン・セイン大統領はアメリカ訪問を開始しました。20日にホワイトハウスで会談すると発表しました。ミャンマー首脳のワシントン訪問は1966年以来で、約47年ぶりとなります。カーニー大統領報道官によりますと、会談では「民主化の促進に向けて残された多くの課題、社会や少数民族問題、アメリカの経済支援」などを協議することを明らかにしました。また、今回のアメリカ訪問は「改革への重要な決断をする政府を支持し、支援するオバマ大統領の取り組みを示すものだ」と指摘しました。テイン・セイン大統領は2012年9月、国連総会に出席するためニューヨークを訪問し、当時のクリントン国務長官と会談しました。アメリカとミャンマー首脳会談は12年11月、オバマ大統領がミャンマーを初訪問した際に行われました。

 

 

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