20日からの一週間の主な国際ニュース

*先週、劉雲山中国共産党政治局常務委員と朝鮮民主主義人民共和国のキム・ジョンウン最高指導者のチェ・リョンヘ特使が会見をしました。席上、チェ・リョンヘ特使は朝鮮半島での緊張緩和のために、朝鮮民主主義人民共和国が6者協議に参加する用意があると明らかにしました。こうした情報を受けて、国連のパンギムン事務総長は朝鮮半島の非核化を目指す中国の努力を歓迎しました。

*フランスの首都パリで先週、対テロ警戒態勢でパトロールにあたっていた兵士が何者かに刺される事件がありました。現場となったビジネス街のラ・デファンス地区は、店舗や地下鉄駅が入っている地下街で週末は買い物客でにぎわい、刺された23歳の兵士は、首都の主だった観光地や商業地区、交通の要所などに軍を配備するテロ警戒総合対策「ヴィジピラットの下、同僚2人と一緒に巡回中で制服を着用して武装していました。一方、先週ロンドンでイスラム過激派とされる男2人によって英軍兵士が殺害された事件で、ロンドン警視庁は殺人の共謀容疑でさらに3人を逮捕したと発表しました。

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            安部首相とテインセイン大統領(写真:ロイター)

*ミャンマー訪問中の安倍晋三首相は先週、首都のネピドーでテインセイン大統領と会談した。首相は910億円の政府の途上国援助(ODA)を今年度内に供与し、約5千億円の延滞債務すべてを解消する考えを表明しました。両首脳は関係強化を盛り込んだ共同声明を発表しました。安倍首相は共同記者発表で、「民主化や法の支配の確立、経済改革、国民和解に取り組むミャンマーの国造りを日本一丸となって応援する」と表明しました。首相は新たな無償資金協力などと円借款により、ODAを910億円とほぼ倍増させる考えを表明し、ODAを呼び水に民間投資を促し、道路や通信、経済特区などのインフラ開発を進める一方、ビジネスに必要な法整備の支援にも乗り出す意向を伝えました。

*先週、セルビアのトミスラフ・ニコリッチ大統領はロシア訪問を成功裏に終えました。訪問期間中、ニコリッチ大統領とプーチン大統領は両国の戦略的パートナー関係構築に関する声明に調印しました。同声明は両国の協力関係歴史における新しい段階を切り開きました。

*先週、中国の李克強新首相はインド、パキスタン、スイス、ドイツの4カ国歴訪を行いました。これは中国の首相としての初めての外遊となりました。インド訪問中、双方は多くの分野における8件の合意書と協力協定に調印しました。

 

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