22日からの一週間の主な国際ニュース

 

22日からの一週間の主な国際ニュース - ảnh 1

*先週、ブルネイでアセアン第22回首脳会議が開催されました。「我々の国民、我々の将来」をテーマにした今回の会議で、アセアン加盟諸国の指導者らは2013年におけるアセアンの優先課題、アセアン共同体構築を強化するための措置、及び、ともに関心を持っている地域と国際諸問題について意見交換を行いました。また、アセアンの指導者らはベトナム東部海域(南シナ海)の平和、安定、海上航行の安全の重要性を強調し、中でも、アセアン諸国と中国はDOC=南シナ海行動宣言を厳粛に実施するよう希望を表明しました。

*先週、イタリアのレッタ新首相が率いる内閣は就任宣誓式を行い発足しました。政権にはレッタ氏の中道左派(さは)・民主党とベルルスコーニ元首相の中道右派・自由国民、モンティ前首相の中道連合が参加しています。自由国民からは元首相の側近であるアルファノ幹事長が副首相兼内相として入閣し、重要ポストの経済・財務相にサッコマンニ・イタリア銀行副総裁、外相にボニーノ元欧州委員が就任しました。

*先週、バングラデシュの首都ダッカ近郊、サバール で起きた縫製工場などが入るビルの崩壊事故で、がれきの下敷きになった人たちの救出にあたっていた消防当局は生存者の捜索打ち切りを決定しました。この事故ではこれまでに、363人の死亡が確認されました。現場では、事故発生から90時間以上が経過した前夜から今朝にかけて4人が救出されました。

*先週、アメリカのヘーゲル国防長官がイスラエル、ヨルダン、サウジアラビア、エジプト、アラブ首長国連邦の中東5カ国 を訪問しました。イランの核開発や内戦状態に陥ったシリア情勢、各国との安全保障協力の拡大などをめぐり協議しました。

*史上最悪の原発事故となった旧ソ連(現ウクライナ)のチェルノブイリ原発の爆発事故から26日で27年となりました。放射能汚染が深刻なウクライナやベラルー シでは、各地で犠牲者の追悼式典が営まれました。ウクライナのアザロフ首相は「人類の歴史上、最大の悲劇だった」との声明を出しました。一方で、原発推進政策を取 るウクライナ政府は将来の「核燃料サイクル」をにらみ、チェルノブイリ原発周辺の地域一帯を新たな原子力政策の中核に据える計画を進めています。

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