2月13日までの一週間の主な国際ニュース

国際ニュースをお伝えします。

 アフマディネジャド大統領は、テヘランで開かれたイスラム革命の33周年を記念する大会で演説し、核開発に関する重大な成果を近く発表すると述べました。成果の詳しい内容については明らかにしませんでした。核兵器製造につながる核開発の発表となれば、対決姿勢を強めている欧米諸国をはじめ、国際社会への新たな火種につながる可能性もあります。イランの核問題をめぐっては今月上旬、アメリカが資産凍結を決定するなど制裁を強めています。一方、イランは原油輸送ルートのホルムズ海峡の封鎖を示唆するなど国際的な緊張が高まっています。

 アラブ連盟は先週、エジプトの首都カイロで外相会合を開き、シリアの反体制勢力と接触を開始し、平和維持部隊の編成で国連に協力を要請することで合意しました。アラブ連盟の声明はシリアの反体制派との連絡チャンネルを開き、政治および財政面で全面的に支援するとともに、参加者の統一を反体制派に求める」と述べ、「停戦の実施状況を監視するため、国連とアラブ連盟の合同平和維持部隊を編成する決定を下すよう国連安保理に求める」としています。会合後にアラブ連盟は、攻撃が激しくなったため前月停止していた同連盟のシリア監視団を正式に終了させることも発表しました。

  10日、スーダンと南スーダンはエチオピアの首都アディスアベバで、国境線画定問題などに関連し、紛争防止に取り組むことで合意しました。仲介したAUアフリカ連合の交渉責任者を務めるムベキ南アフリカ元大統領が明らかにしました。 ムベキ氏は記者団に対し、「両国は相互の不可侵と協力で合意した」と説明し、合意文書には、主権と領土保全の尊重のほか、あらゆる攻撃を抑制することが明記されました。

 去る2月7日はアメリカの対キューバ経済封鎖から50年目にあたる日でした。アメリカのGAO政府検査調査局が発表した報告書によりますと、アメリカの対キューバ経済封鎖はアメリカによる他の20カ国の経済封鎖の中で最も甚大な被害をもたらしたものであると見なされています。この50年間続いた経済封鎖によるキューバ経済への影響は9750億ドルを超えました。一方、この経済封鎖がもたらした様々な困難にもかかわらず、キューバは 依然として発展しています。2011年におけるキューバの経済成長は2・7%に達しました。

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