2月3日からの主な国際ニュース


*2月2日タイで行われた議会選挙後も混乱が続いています。先週、反政府デモが続くタイの首都バンコク郊外で、政府合同庁舎近くのデモ会場で爆発が相次ぎ、4人が負傷しました。一方、同国の選挙委員会は会合を行い、南部の28の選挙区で反政府デモにより、候補者がいなかったことについて討議しました。また野党側はインラク首相の辞職追い込みに努力を行っています。

*韓米合同軍事演習 が今月末に行われる予定です。これにより、朝鮮民主主義人民共和国の国防委員会は声明を出し、その中でアメリカと韓国が実施する合同軍事演習を批判しました。これに先立ち、朝鮮民主主義人民共和国と韓国は南北離散家族の再会に関する合意書を達成しました。韓米合同軍事演習 が計画通り行われるならば、朝鮮民主主義人民共和国は双方の合意書を解除する声明を出します。

*ウクライナの首都キエフで先週、EU欧州連合加盟を求める親欧米派およそ7万人がキエフ中心部に集まり、親ロシアのビクトル・ヤヌコビッチ大統領追放の運動を決して断念しないと誓いました。

*先週、米上院本会議はイエレン氏のFRB次期米連邦準備理事会議長就任を賛成多数で承認し、FRB創設以来初めて女性の就任が正式に決まりました。FRBはバーナンキ体制の下、2008年終盤に政策金利のフェデラル・ファンド(FF)金利の誘導目標をほぼゼロ%に引き下げ、その後も量的緩和(QE)と呼ばれる大規模な債券買い入れを3度導入し長期金利の抑制を図ってきました。

*リビア外務省は先週、マスタードガスを装填した砲弾や爆弾など、化学兵器の廃棄を完了したと発表しました。同国は化学兵器禁止条約に従って廃棄作業を進め、数日前に完了しました。リビア外務省はこれを「重要な節目」と位置付け、「地域社会や環境、近隣地域の安全を脅かす使用可能な化学兵器を完全に一掃した」と宣言しました

*ロシアで初の冬のオリンピッとなるソチオリンピックの開会式が7日行われ、17日間の冬の祭典が開幕しました。

ソチオリンピックには冬の大会としては史上最多の87の国と地域が参加し、オリンピック発祥の地ギリシャを先頭にロシア語のアルファベット順に入場行進が行われました。
最後から2番目に登場した日本は旗手を務めるカーリング女子の小笠原歩選手を先頭に、日本選手最多の7回目の出場で主将を務めるスキージャンプの葛西紀明選手などが笑顔で入場し、続いて開催国ロシアの230人余りの選手団が最後に会場に入ると、大きな歓声が上がりました。
式典では、およそ3000人のダンサーや俳優が出演してロシアの歴史や文化を表現した壮大なショーのあと、ロシアのプーチン大統領が大会の開会宣言をしました。

 

 

 

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