3月3日からの国際ニュース

* マレーシア航空は先週、北京行きの239人乗り同航空370便が、クアラルンプール空港を離陸後、マレーシア北東部のコタバルの東約370キロの南シナ海上空で管制塔との交信を絶ったと発表しました。同航空は、ベトナム、中国当局と協力し、行方の捜索や情報収集に当たっています。AFP通信によりますと、ベトナム政府は同国南端のカマウ省の空域で連絡が途絶えたと明らかにした。マレーシア航空によりますと、同機から救難信号は出ていないとしています。

*クリミア自治共和国の住民は3月16日の投票で、ロシアに加わるかウクライナにとどまるかの選択を迫られます。クリミア議会は6日の緊急会合で、ロシアへの併合を選びました。

住民投票の日程は議会のウェブサイトで発表されました。6日の議会の採決結果は強制力を持ちません。キエフのウクライナ政府は、クリミアのアクセノフ首相とコンスタンティノフ最高会議議長がクーデターを企てていると非難しました。ウクライナのトゥルチノフ大統領代行は「クリミア議会の決定は違法だ。武装集団による圧力の下での採決だからだ」とコメントしました。

* 先週、朝鮮民主主義人民共和国は韓国と同国の赤十字協会による交渉を開催するという韓国の提案を拒否しました。南北朝鮮の離散家庭問題の討議を目指すこの交渉は3月12日に開かれる予定です。これに先立ち、3月4日、朝鮮民主主義人民共和国が新型を含む2種類の放射砲(多連装砲)を計7発、いずれも韓国との国境へ向けて発射しました。 韓国国防省によりますと、朝鮮民主主義人民共和国は2月21日にも日本海に向けKN09を発射し。2月27日と今月3日にもそれぞれミサイルを発射しました。3日に発射した2発は500キロ以上飛び、米韓当局は短距離弾道ミサイル「スカッド」と判断しました。

* 先週、キューバはEU欧州連合と交渉を再開する決定を発表しました。この決定はこの10年間中断されてきた双方関係の正常化への努力です。なお、EUは2003年、キューバと外交関係を中断しましたが2008年以来、その関係を再開し、キューバに1億1千万ドルを援助してきました。EUはベネズエラに次いで、2番目の取引パートナーとなっており、中でもキューバーへのEUの輸出量は20%を占めています。

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