4月6日からの主な国際ニュース

*先週、パナマで「米州サミット」が開幕しました。半世紀以上に渡り深く対立してきたアメリカのオバマ大統領とキューバのカストロ議長による歴史的な握手が交わされたことが注目されていますが、両首脳は電話会談を行ったことがわかりました。オバマ大統領は、キューバ側が強く求めてきた「テロ支援国家」の指定解除を近く決断すると見られます。これによりアメリカとキューバの国交正常化に向けた動きが加速することになります。

*来年行われるアメリカの大統領選挙に、民主党のヒラリー・クリントン前国務長官が正式に立候補を表明し、アメリカ初の女性大統領を目指す決意を明らかにしました。クリントン前国務長官は先週、インターネット上の動画のサイトで来年11月に行われるアメリカ大統領選挙に立候補すると表明しました。そのうえで「アメリカ国民 は深刻な不況から立ち直るため闘っている。闘いを導いてくれる人を日々、必要としており、私はそうなりたい」と述べ、中間所得層を支援する考えを打ち出し 支持を訴えました。

*国連安全保障理事会の非常任理事国ヨルダンは7日までに、イエメンで攻勢を強めるイスラム教シーア派系のザイド派に対し、武力行使を「即時無条件」で停止し、制圧した地域から撤退するよう求める決議案を各理事国に配布しました。ザイド派や、同派と歩調を合わせるサレハ前大統領の支持勢力への武器や弾薬、軍用車両の禁輸を直ちに導入することも盛り込みました。

*先週、アメリカのカーター国防長官が、就任後初のアジア外遊を日本からスタートさせました。 安倍晋三首相や中谷防衛相らと8日会談し、「日米同盟の強化・深化」を確認しました。また、カーター氏は韓国を訪問しました。

*フランスの国際放送局「TV5MONDE」は8日、過激派組織「イスラム国」に属すると 主張する人物らから、テレビチャンネルやウェブサイト、フェイスブックのページがハッカー攻撃を受けたことを明らかにしました。テレビチャンネルやウェブサイ ト、フェイスブック(Facebook)が乗っ取られたことを明らかにしました。

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