5月16日から一週間の主な国際ニュース

* 先進7カ国(G7)環境相会合が先週、富山市で開幕しました。2日間の日程で、温暖化ガス削減や資源の有効活用策を話し合いました。各国の温暖化対策の取り組みや、2020年までに国連に提出することが求められている長期目標について議論しました。

* エジプト航空のパリ発カイロ行き804便エアバスA320が先週、消息を絶ちました。乗客56人と乗員、警備担当者を含む計66人が搭乗していました。フランスのオランド大統領は「いかなる予断も持たず、エジプトやギリシャの当局と原因究明に当たる」と述べ、テロか事故かの判断は時期尚早との見方を示しました。

* アメリカ軍は先週、北大西洋条約機構(NATO)のミサイル防衛(MD)システムの一環としてルーマニアで地上配備型の迎撃ミサイルの稼働を開始しました。欧州での同ミサイルの運用開始は、アメリカが約10年前にミサイル防衛計画を発表してから初めてでした。

* 先週、アゼルバイジャン西部のナゴルノカラバフ自治州を巡って武力衝突したアゼルバイジャンとアルメニアの両首脳が欧米とロシアの仲介で会談して以前の停戦合意を守ることで一致し、緊張緩和に向かうのか、注目されました。

* 欧州連合(EU)は先週、朝鮮民主主義人民共和国に対する独自制裁として、資産凍結の対象に軍高官ら18人と1団体の追加を決めました。これにより朝鮮民主主義人民共和国に対する資産凍結制裁の対象は個人66人と42団体となりました。今回追加した18人の多くは、核や弾道ミサイル、大量破壊兵器の開発に関わっている軍の高官とされました。

* イラクの首都バグダッドで、政府の汚職体質や治安の悪化に抗議する数千人のデモ隊が政府施設などがある地区になだれ込み、治安部隊と衝突して少なくとも30人がけがをしました。バグダッドなどでは過激派組織IS=イスラミックステートによるテロも相次いでいて、アバディ政権の足もとが揺らぐなか、不安定な治安状況が続いていました。

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