6月12日から18日までの主な国際ニュース



*先週、アメリカ・フロリダ州オーランドのナイトクラブで、銃の乱射事件があり、警察によりますと、少なくとも容疑者を含む50人が死亡、53人が負傷しました。警察によりますと、銃撃したのは20代の男、オマル・マティーン容疑者は、繁華街のゲイバー・ナイトクラブ「パルス」を襲撃して銃を乱射し、数十人を人質にして立てこもりました。地元警察は記者会見で「我々の特殊部隊が容疑者の男と銃撃戦となり、容疑者は死亡した」と述べています。

*NATO=北大西洋条約機構のストルテンベルグ事務総長は先週、エストニア、ラトビア、リトアニアのバルト海沿岸3カ国とポーランドに多国籍部隊の4大隊を新たに配備する方針を示しました。ウクライナへの介入などを続けるロシアとの緊張関係の高まりが減じていないことを受けた措置です。ポーランドの首都ワルシャワでの記者会見で、NATOが加盟国防衛の用意があることを示す明確な意思表示になると強調しました。

*先週、沖縄県の尖閣諸島の沖合で、中国海警局の船がおよそ1時間半にわたって日本の領海に侵入しました。中国海警局の船はその後も領海の外側の接続水域で航行を続けていて、海上保安本部が再び領海に近づかないよう警告と監視を続けました。第11管区海上保安本部によりますと、尖閣諸島(中国語「魚釣島」の南小島の沖合で中国海警局の船が相次いで日本の領海に侵入しました。3隻はおよそ1時間半にわたって領海を航行したあと、いずれも領海から出たということです。日本防衛省は在日本中国大使館に文書を送り、その中で、中国海警局の船が日本の領海に侵入したことを強く批判しました。

*アメリカ大統領選挙の民主党候補者選びの最終戦となる首都ワシントンの予備選が14日、行われ、アメリカのメディアによりますと、既に指名獲得を確実にしているヒラリー・クリントン前国務長官がバーニー・サンダース上院議員を破って勝利しました。

*先週、ベネズエラのエリアス・ハウア外相とアメリカのジョン・ケリー国務長官とのあいだで会談が行われました。会談は約40分間にわたって行なわれました。両国は2010年8月以来、大使級の外交関係が凍結されていますが、ケリー国務長官は高いレベルでの対話を再開する意向を表明しました。

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