6月9日から一週間の主な国際ニュース


*  先週、国際世論は中国がベトナム排他的経済水域と大陸棚に石油リグを設置したことに引き続き猛反発しました。日本の新聞「ザ・ディプロマット」はベトナムは米国の盟友ではないが、アメリカ、オーストラリア、日本はベトナムを支持し続けていると指摘しました。

また国際民主法律家協会は声明を発表し、中国がベトナムの排他的経済水域に石油リグを批判し、ベトナム東部海域いわゆる南シナ海の緊張情勢に懸念を示したました。しかし、中国はベトナムと各国の抗議を無視して、ベトナム東部海域で、発生している事実を歪曲しました。


*  ウクライナ国防省と検察庁は先週、親露派武装集団との戦闘が続く東部ルガンスクの空港付近で、着陸態勢に入った空軍の輸送機「イリューシン76」が撃墜 され、乗員9人を含む兵士49人が死亡したと発表しました。親露派側もロシア通信に対し、地上からの対空ロケット弾攻撃で撃墜し たことを認めました。


*イラクでは政府軍が、国際テロ組織アルカイダ系の勢力に対する軍事作戦を本格化させ、拠点などへの空爆を強化しているのに対し、アルカイダ系の勢力も政府軍の関連施設を攻撃するなど、激しい攻防が続いています。国際テロ組織アルカイダの流れをくむイスラム過激派組織が第2の都市モスルを制圧したのに続いて、首都バグダッドに向けて南下しています。

こ れに対し、マリキ政権が率いる政府軍は過激派組織への軍事作戦を本格化させていて、モスルとバグダッドの間にあるティクリット周辺や、西部の ファルージャなど少なくとも5か所で過激派組織の拠点や車両を相次いで上空からヘリコプターで攻撃し、過激派組織のメンバーら200人以上を殺害したとし ています。


*  タイの首都バンコク東郊のチャチュンサオ県で先週、ピックアップトラックが横転し、カンボジアに帰国途中だったカンボジア人労働者7人が死亡、10人以上が負傷しました。 クーデターで全権を掌握したタイ軍事政権は、外国人労働者の入国管理政策を見直す方針で、国内に多いカンボジアやミャンマーからの労働者に不安が広がり一部に帰国の動きも出ています。


*  2014年サッカーワールドカップが先週、ブラジル開幕しました。会場となるサンパウロアリーナでは、開催国ブラジル代表(A組)とクロアチア代表が開幕戦で激突しました。4年に一度のワールドカップは行われ、熱戦が期待されます。

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