(VOVWORLD) - 8月22日からの先週一週間の主な国際ニュースをまとめてお伝えします。
* 先週、朝鮮民主主義人民共和国は、短距離の飛翔体数発を発射、最大約250キロ飛行しました。アメリカ太平洋軍は短距離弾道ミサイル3発との初期分析を発表し、いずれも失敗したとの見方を示しました。アメリカ韓国が先週から開始した合同指揮所演習に対抗した発射の可能性もあります。安倍晋三首相は関係省庁に警戒監視態勢を維持し、万全の態勢を取るよう指示しました。
* アメリカのトランプ大統領は、先週、アフガニスタンでの軍事作戦をめぐる新たな戦略を公表し、軍の撤退時期を明示せず、関与を続ける方針を示しました。アフガニスタンでの軍事作戦をめぐって、トランプ大統領はこれまで撤退も示唆していただけに、野党・民主党などから「以前の主張と矛盾する」といった批判が出ていて、トランプ政権は、その意義を繰り返し発信することで、戦略の正当性を強調しています。
* イルナー通信によりますと、カタールの外務大臣がイランのザリーフ外務大臣と電話会談を行い、駐イラン大使の復帰を通知したということです。カタールの国防大臣は最近、「サウジアラビアとその同盟国による対カタール制裁の後、イランはカタールの国際便に自国の領空を開き、カタールに初の生き残りの道を与えた」と語りました。
* 先頃、インドの内政省は、中国との国境線の西側での道路建設を許可しました。これについて、外務省の華春瑩報道官は、「インド側の行動は、中国とインドの境界問題において、インドの発言と行動が常にちぐはぐなものであることを証明するものだ」と強調しました。
* 先週、タクシン派の政党であるタイ貢献党の関係筋はタイのインラック前首相がUAE=アラブ首長国連邦に逃れたと明らかにしました。関係筋によりますと、インラック氏は先週タイからカンボジアへ出国しました。そこからシンガポール経由でドバイに到着したといいました。ドバイには、インラック氏の兄であるタクシン元首相の自宅があります。タイの最高裁判所は先週、在任中のコメ買い上げ制度を巡り国に損害を与えたとして職務怠慢の罪に問われているインラック前首相が、この日に予定されていた判決公判に姿を見せなかったとし、国外に逃亡したか、もしくは、国内に隠れている可能性があるとの見方を示していました。
* 8月18日から25日にかけてベトナムはAPEC2017の枠内で、様々な活動が行われました。食料安全保障と気候変動に対応する持続可能な農業開発はベトナムだけでなく、世界各国にとっても重要な問題の一つです。これらは食料安全保障と気候変動に対応する持続可能な農業開発の強化のために展開されているAPEC年2017の4つの優先的柱の一つを実施するイベントの一つです。