*ロシアのテレビ局「第1チャンネル」によりますと、アメリカの情報監視を暴露し、ロシアに一時亡命したエドワード・スノーデン元CIA職員が先週モスクワで、ドイツの国会議員と会談し、NSA米国家安全保障局がメルケル首相の携帯電話を盗聴していたとする疑惑について、ドイツの捜査機関に証言す る考えを示しました。
ただ、ロシアのプーチン大統領は、スノーデン氏の一時亡命を受け入れる際、条件として秘密情報の暴露中止を求め、スノーデン氏も従う考えを示していました。
*28日に天安門広場の北側で起きた車の衝突をめぐりさまざまな疑問が渦巻いています。この衝突では車が炎上し、5人が死亡、38人が負傷しました。北 京の警察当局がホテルに配布した通知によりますと、当局は現体制に批判的な北西部・新疆ウイグル自治区出身者が関与した可能性があるとみて捜査を進めてい ます。
*パキスタンのイスラム武装勢力の最高指導者がアメリカの無人機の攻撃で死亡したのを受け、この武装勢力と和平交渉を進めているパキスタン政府は、アメリカを厳しく非難しています。パキスタンのニサル 内相は、「個人への攻撃ではなく、和平プロセスに対する攻撃だ」とアメリカを激しく非難しています。
*OPCW=化学兵器禁止機関によるシリア国内の初期査察が終了し、関連施設にあった生産設備などの破壊が完了しました。シリア政府の申告が正しければ、取りあえず化学兵器での攻撃能力はほぼ失われた状態になります。目標とする2014年半ばまでの化学兵器全廃に向け、大きな一歩といえます。
OPCWによりますと、関連施設23カ所のうち21カ所の査察で機器の破壊を確認しました。安全上の問題で直接査察できなかった2カ所についても、シリア政府が設備を搬出して破壊したのを確かめたとしています 。