11月18日からの国際ニュース

*ポーランドの首都ワルシャワで開催されている、第19回国連気候変動枠組条約締約国会議(COP19)および第9回京都議定書締約国会議(CMP9)の1 週目が終了しました。2020年までに各国に意味ある温暖化対策を進めさせるための作業、それに2015年に合意する予定の2020年以降の新しい温暖化 対策の条約(2020年以降の新枠組み)を形作っていく作業です。この2つを目指して、交渉が続いています。

*イランの核開発問題を巡るイランと欧米など関係6か国との協議で合意に達したことを受けて、アメリカ政府高官は、ロウハニ大統領が今年6月に選挙で選ばれて以降、アメリカとイランが水面下で直接協議を重ねてきたことを明らかにしました。

*中国が沖縄県の尖閣諸島の上空に防空識別圏を設定し、アメリカが強い懸念を示したことに対し、中国政府は一方に肩入れすべきでないなどと抗議し、アメリカをけん制しました。防空識別圏は、領空侵犯を防ぐため、各国が独自に領空の外側に定めている空域で、23日、中国国防省は沖縄県の尖閣諸島の上空を含む東シナ海の広い範囲に防空識別圏を設定したと発表しました。日本政府は、容認できないとして中国政府に抗議し、アメリカ政府も強い懸念を表明しました。
*エジプトの暫定政府は、ことし7月の事実上のクーデターについてトルコ政府が批判を繰り返していることに反発してエジプト駐在のトルコ大使に国外退去を通告し、両国の関係悪化が決定的となっています。エジプトの暫定政府は、23日、首都カイロに駐在するトルコ大使に国外に退去するよう通告し、今後、トルコにもエジプト大使を置かず、外交関係を格下げすると発表しました。

*ジョン・ケネディ元米大統領が暗殺されてから、22日で50年となりました。現場となった米テキサス州ダラスでは初の公式追悼式が開かれ、悪天候にもかかわらず数千人が参加しました。
追悼式ではダラスのマイク・ローリングス市長がケネディ氏について「我々の都市と永遠に悲劇で結びついている」としたうえで、「若き大統領が体現した活 力、前向きさ、責任感と同じような思いを持って、将来に向き合おう」と発言しました。

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