14日からの一週間の主な国際ニュース

14日からの一週間の主な国際ニュース - ảnh 1

*尖閣諸島近海で起きた疎開船遭難事件の慰霊祭で、周辺海域を訪れた日本人一行のうち10人が19日午前、尖閣諸島(中国名・釣魚島)に上陸しました。10人は乗ってきた船から泳いで島に到達し、約2時間後、泳いで再び船に戻りました。尖閣諸島をめぐっては、香港の活動家ら14人が魚釣島に上陸するなどして逮捕、強制送還されました。19日に中国各地に広がった反日デモで、中国政府は多数の武装警察部隊を動員して抑え込みを図りましたが、一部では暴徒化する事態を防げませんでした。 尖閣諸島に上陸した香港の活動家らの逮捕などに刺激された中国世論の怒りは日本にとどまらず、自国の政府にも向けられつつあります。

*独島(トクト、日本名・竹島)が韓国の領土であることを強調し独島守護の意志を高めるための表示石(石碑)の除幕式が19日に独島東島の望洋台で開かれました。  横30センチ×縦30センチ×高さ115センチの表示石は、前面に「独島」、裏面に「大韓民国」、側面には「二千十二年夏、大統領李明博(イ・ミョンバク)」の文字が刻まれています。日本の外務省は今月16日、この除幕式の計画について、ソウルの大使館を通じ韓国外交通商省に抗議 しました。

*アメリカの外交当局の機密文書などを公表してきたインターネットのウェブサイト「ウィキリークス」の創始者が、女性を乱暴した疑いなどでイギリスで逮捕されたあと南米のエクアドルに求めていた政治亡命を求めていたことについて、エクアドル政府は、16日、亡命を認めると明らかにしました。これについてエクアドルのパティーニョ外相は16日、記者会見し「アサンジ代表の生命に危険が及ぶ可能性や人権の侵害が懸念される」と述べ、政治亡命を認めると明らかにしました。また、イギリス政府は15日、「アサンジ代表を引き渡さなければ大使館に警察官を踏み込ませる」と文書で伝えてき たということで、エクアドル政府は会見で、これを国際的に認められている外交特権の剥奪を意味する脅迫だとして非難しました。

14日からの一週間の主な国際ニュース - ảnh 2
ビラヒミ国連シリア特使

*内戦状態が続くシリアでは、19日、活動期限を迎えた国連の停戦監視団が撤収を始めましたが、首都ダマスカスなどでは戦闘が続き、100人以上が死亡しました。シリアでは、ことし4月から国連の停戦監視団が活動を行ってきましたが、アサド政権と反政府勢力の間の停戦を実現することができず、活動期限を迎えた19日、首都ダマスカスから撤収を開始しました。こうしたなか、ダマスカスや南部の都市ダラアでは、19日も政府軍と反政府勢力の間で戦闘が続き、100人以上が死亡したということです。

 

 

 

 

 

ご感想

他の情報