おしゃべりタイム(3月23日)


おしゃべりタイム(3月23日) - ảnh 1
槐の花シーズンを迎えたハノイ市内

アン  リスナーの皆さん、今日は、アンです。

ハー 今日は、ハーです。今日はソンさんと山崎さんがお休みなので、私とアンさんがこのおしゃべりタイムを担当させていただきます。よろしくお願いしますね。

アン 早いもので、3月もあと一週間で終わりますね。今年、ハノイの春は例年より遅れている気がしませんか。

ハー はいそう思います。普段はテト明け早々新暦2月頃から、霧雨が降るのに、今年は3月に入ってやっと春らしい季節になりましたね。

アン では、早速、リスナーからのメッセージをご紹介しましょう。始めに、東京都ひがしくるめ市の・ほそや・まさお さんからのメールです。

 「スタッフの皆さん、こんにちは。

 さて、ベトナムをご訪問中の天皇皇后両陛下が本日、残留した旧日本軍兵士のご家族に面会されたことが報道され、テレビ映像では、両陛下の案内を担われたのでしょうか、小松みゆきさんのお姿を拝見いたしました。NHKはもちろん、民放各局も、代表取材の映像を、ひんぱんに報じていました。テレビで紹介された老齢の女性は、旧日本軍兵士と結婚し、子供3人をもうけたものの、その後、夫の日本人男性が日本に帰ってしまったため、大変な苦労を余儀なくされたとのことでした。何と申し上げて良いか、言葉を失ってしまいました。 機会がありましたならば、小松さんが両陛下とお会いになった時のエピソード、ご案内の苦労話などをVOVの番組の中で披露していただければ有難いです。」

 ハー ほそやさん、メールありがとうございます。埼玉県かわぐち市の・おがさわら・ひろゆきさんからも次の同じようなリクエストが届いています。

「こんにちは、いつも新鮮な情報盛り沢山のベトナム情報をありがとうございます。天皇・皇后両陛下のベトナム訪問中は、日本でも大きく取り上げられ、日・越両国の親密な関係が更に深まり、日本国民に一人として、連日とても嬉しく感じ、ニュースを見ていました。貴局の日本語放送と合わせて、これまでの歴史的な背景を認識することも出来ました。両陛下は、ご高齢でご体調に不安もありましたが、何事(もなく無事帰国され、安堵をしております。訪問中のニュース映像の中で、貴局のホームページで紹介されている専門家の『小松みゆきさん』のご活躍の様子がありました。長年、BCLをやって来ましたが、貴局の日本語放送をで支えていらした小松さんの晴れ姿は、とても素晴らしいと思いました。もし可能であれば、『おしゃべりタイム』の特別ゲストとして、その時の両陛下のご様子や小松さんのご苦労をインタビューして頂けると、良いのではないでしょうか!?同様に考えている日本のリスナーは多いのではないでしょうか!?それ程、今回の両陛下のベトナム訪問は印象的でした。是非ご検討の程、宜しくお願い致します。」

アン おがさわらさん、メールありがとうございます。これに合わせて、新潟県じょうえつ市の・いまい・やすしさんからは小松さんに宛てた3月4日付のお手紙をご紹介します。

「年明けの一月中旬に、天皇皇后両陛下のベトナム訪問予定の報せを知りました。その際にベトナム残留日本兵の家族とも面会が計画されていることも報道され、小松さんも関わっているのではないかなあ、と思っていたのです。それが3月2日付の新聞ではっきりと紹介されていました。また夜のNHKニュースでも両陛下のすぐ脇に寄り添って案内されるお姿も拝見いたしました。今回の対面を実現されるにあたり、小松さんは相当な尽力と準備に忙殺されたであろうこと、お察しいたします。同封の新聞ではお顔が隠れてしまい残念極まりないのですが、テレビではもうこれ以上ないほどバッチリその様子が映されていました。同じ新潟県民として誇らしい限りです。天国のお母様も大いに喜ばれている事でしょう。これは今までの小松さんの地道な活動が結実した瞬間です。決してお祝いごとなどではありませんが、わたしから「おめでとうございます」と言わせてください。

PS:『ベトナムの風に吹かれて』のDVDが4月7日発売されると知りました。また、観ます。」

ハー 今井さん、細谷さん、小笠原さんだけでなく、ほかのリスナーの方々、私たちでさえも、天皇皇后両陛下のベトナム訪問のご様子や小松さんのご苦労などをお知らせしたいです。そんなわけで、今回、その話題について、小松さんにインタビューしましたので、どうぞお聞きください。

おしゃべりタイム(3月23日) - ảnh 2

ソン 日本人として天皇皇后両陛下に直接お会いすることは最高の名誉だと思うんですが、小松さんが両陛下にお会いした時のご感想は?

小松 私にとって天皇陛下は神様のような存在ですからね、大事ですよ。母方の実家には昭和天皇と皇后陛下の額入り写真が床の間に掲げられている環境で育ちました。平成の天皇陛下も美智子妃殿下とのご成婚の時は小学生でしたがずうっと・・特別な存在です。そうした天の上の存在と思って居た方がご高齢を押して、ベトナム訪問されるというのですから嬉しく、ありがたく、同じ空の下にいられるというだけで春からしあわせでした。その上まさか自分が両陛下に残留日本兵の家族を紹介する役割を担うことになり、光栄の至りです。

ソン 今回、残留日本兵の家族にお目にかかった両陛下はどんなお言葉をかけられましたか。そして、どんなご様子でしたか。

小松 1954年に別れて半世紀以上です。なかにはお父さんが帰国するときはお腹の中にいて父親の顔を知らない人も63歳になっています。残された妻は93歳です。そんな彼らに陛下は「長い間ご苦労されたんですね」とか「大変でしたね」などと声をかけられました。それだけでみんな泣きそうな顔になりました。涙をふいていた人もいます。皇后陛下の手を握ったまま手を離さない人もいましたね。これに対して93歳のスアンさんは「よくベトナムを訪ねてくださいました。私たちに会ってくださり感謝いたします」と凛とした姿で応じて居ました。

ソン 小松さんが1992年に残留日本兵の家族を初めて聞いてから25年経ちましたが、今回の面会が行われるまではいろいろなご苦労があったと思いますが、、、

小松 ありましたね。一番大きな障害は、日本のお父さんと別れてからベトナム戦争になったため再会ができなくなります。国交もないので手紙も届かない・・個人の努力ではどうしようもない大きな壁にぶつかりますが、この短いコーナーではとても語りつくせません。次に、これまで一般にふれられていないことですから彼らの家に訪問することさえね。この問題はベトナムでは知られていません。どうかご想像ください。今回も日本大使館を窓口に、日本の外務省、宮内庁を通過できるのかどうか・・もう個人レベルを超えるほどの話ですから。。

ソン 今回の面会によって、両国関係の歴史の中で隠されていた1ページが明らかになったと言われていますが。。

小松 そうですね。ベトナムの独立戦争に日本人が関わっていたことは関係者以外には、ほとんど知られていなかったのでこれを機に知られることになるでしょうね。そして日本とベトナムの歴史は色々ありながらも今日に至るわけですし、この先もいい関係で続いていってほしいと思いますね。

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ハー 小松さん、貴重なお話、ありがとうございます。

今週もたくさんの方からメッセージを頂きました。ありがとうございます。最後に、お名前だけでもご紹介します。

・     北海道札幌市の・おの・ゆきひこ・さん

・     群馬県しぶかわ市の・すずき・よしかず・さん

・     茨城県ひたち市の・わたなべ・しんじ・さん

・     東京都ふちゅう市の・さえき・よしのり・さん

・     東京都町田市の・たぐち・よしろう・さん

・     東京都世田谷区の・てらしま・のぶひこ・さん

・     東京都あだち区の・あいかわ・おさむ・さん

・     東京都としま区の・おがさわら・たかし・さん

・     神奈川県いせはら市の・なかむら・たかよし・さん

・     神奈川県にのみや町の・せきもと・まさる・さん

・     神奈川県横浜市の・てしがわら・ひでひこさん

・     新潟県新潟市の・いしぐろ・たかし・さん

・     石川県かなざわ市の・おおくち・たかし・さん

・     長野県こまがね市の・きたむら・ただお・さん

・     静岡県はままつ市の・とやま・よしひろ・さん

・     愛知県とうごう町の・たき・かずひと・さん

・     三重県四日市市の・あさの・よしたか・さん

・     三重県つ市の・やまなか・たかふみ・さん

・     滋賀県 おおつ市の・なかこうじ・ かずお・さん

・     大阪府せっつ市の・こはら・みきお・さん

・     和歌山県和歌山市の・くまやま・よしたか・さん

・     広島県ふくやま市の・にしむら・としや・さん

・     福岡県おかがき町の・ほかむら・ふみと・さん

・     長崎県させぼ市の・うらかみ・ただし・さん

・     長崎県長崎市の・ふるかわ・はやと・さん

・     沖縄県なご市の・なかむら・しょうじ・さん

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