(VOVWORLD) -リスナーの皆さんから寄せられたお便りを音楽と共にお送りするおしゃべりタイムの時間です。
ベトナム南北鉄道 |
ハー リスナーの皆さん、こんにちは、ハーです。
ソン こんにちは、ソンです。こちらハノイは、先週よりも温度が低いですが、蒸し暑い日々が続いています。日本の方はいかがでしょうか?ではここで、お便りをご紹介します。
愛知県名古屋市の・きたぐち・かつひこさんから4月24日の消印で頂いたお便りです。
「日本では海の日、山の日として国民の祝日が7月、8月に設定されていますが、ベトナムにはこうした海の日、山の日はありますか?」
ハー きたぐちさん、お便りありがとうございます。ベトナムには、「海の日」、「山の日」はないですね、ソンさん?
ソン そうですね。ベトナムは3260kmに及ぶ長い海岸線に恵まれ、チュオンサとホアンサの両群島、そして大小3千余りの島々を持つ国ですから、海洋に関する国際の法律や公約を順守しており、海洋をテーマにした国際的イベントに積極的に参加していますよ。
ハー 例えば、「世界海洋デー」である6月8日に応えるために、ベトナム海洋・島ウィークが法律の中でも規定され、毎年行われますね。特に「海の日」、「山の日」はなくてもベトナムはそれを守るための努力をしています。
次に、東京都いたばし区の・おかむら・りょうさんのメールです。
「今回の質問は、「ベトナムの鉄道事情」が知りたくて、お便りした次第です。
日本の大手鉄道会社・JRグループは元々は国が管理・運営する国営企業でした。やはりベトナムは社会主義の国なので、ベトナムの鉄道路線の多くが国営、または公社なのでしょうか?日本には「寝台特急」という夜行列車がありますが、ベトナムは地図で見るとユーラシア大陸に通じているので、国境を越えた夜行列車もあるように思いますが、実際の所はどうでしょうか? もし、ベトナムのハノイからホーチミンへ向かう鉄道があれば、ベトナム観光旅行の際に是非とも乗ってみたいです。ちなみに、日本の東京には「東京都営地下鉄」や「東京メトロ(旧・営団地下鉄)」がある様にベトナムにも「公営地下鉄」は存在するのでしょうか?お答え下されば幸いです。夏休みにベトナム観光旅行を計画しているので、いろいろと情報があると助かります。」
ソン 岡村さん、メールありがとうございます。ベトナムの南北鉄道を運営する鉄道総公社は、交通運輸省の管理に属する国営総公社です。
ハー ベトナムの鉄道は、全長2600キロメートルですが、ハノイからホーチミン市へ向かう距離は1700kmを超えています。最速の列車に乗ったとしても所要約30時間はかかります。
ソン でも、ベトナムでは、「地下鉄」はまだありません。ですから、ハノイからホーチミン市へ行くのは主に空路、陸路、鉄道ですね。最近、ベトナムの鉄道は綺麗に整備されつつあるため、利用者が増えつつあります。
ハー ベトナムの南北は美しい自然風景に恵まれていますので、鉄道の中で、それらの美しい自然風景を眺めることも良い旅ですよね。
ソン さて、現在、ハノイから国境を超えて隣国中国の雲南省、北京へ向かう国際旅客列車も運行されています。
ハー その他、ベトナムから、中国、カザフスタンを経由し、中央アジア、欧州諸国に向かう国際貨物列車も運行されています。
ソン 次に、東京都しながわ区のひろおか・あみつし さんからはメールの中で「現在VOV日本語放送にはどれくらいの数の受信報告書が届いていますか?月間、年間など参考になる数字があれば教えて下さい。」と書いておられました。
ハー ひろおかさん、メールありがとうございます。2017年にリスナーからVOV日本語放送に宛てられた郵送とEメールによる受信報告書は1500通を超えました。この数は年を追って増加しています。
ソン リスナーの皆さん、今後も引き続き私たちの日本語放送をお聴きくださり、受信報告書やご意見、ご感想などを沢山お寄せ下さいね。お待ちしております。
ハー 次に、東京都おおた区のみわ・とくひろさんからのお便りです。
「ベトナムの声日本語課の皆さまへ、
とてもとても久しぶりに報告書を作りました。以前お便りをしてから既に30年くらいは経ってしまったように思います。
昔しよく聞いていた多くの国々による国際日本語放送の多くが廃止されている中で、ベトナムの声が残っていたことが大変驚きでもありますし、とても嬉しく思います。感無量と言ったところでしょうか。さらに驚かされたことに受信状態がとてもよくなっているように思えました。昔々はかなり苦労して聞いていたように思うのですが、今回、受信して見たらとても良い状況には正直驚きました。実際に昔の受信記録を見てみたのですが、やはり聞きやすい状況になっているように思います。
いまでは、インターネットや色々なメディアがあって、一般的なことであるならば、海外旅行も身近なものとなって、短波放送を聴かなければ知りたいことを知ることができない。生きた声を聴くことができない当時とは大きく役割も聴く側の心構えも力の入り方も正直も違っています。ラフに聞かせていただいています。
ニュースでも取り上げられていましたが、アメリカの軍事介入に終止符を打ってから、既に43年がたっていたのだと改めてその当時のことを思い出しておりました。私はそのころまだ小学生で、ようやく世界のことを学び始めたころでした。世界で多く短波放送が使われていた時代で、私も一所懸命、夜な夜なラジオをチューニングしていました。当時の私には、難しい言葉ばかりで多くのを理解することができないでいました。でも、わからないなりに介入する側と介入される側のあまりに異なる主張があったことだけは覚えています。
ソン あれからすでに長い時間が過ぎたにもかかわらず、国家間の交渉において話し合いといいながら、絶対的な武力により交渉を有利にしようとする交渉術やいまだに続いていることは悲しいことです。他国への軍事介入によって、何も得られず世界的な非難を受けたことを忘れたのでしょうか。
私はこうした負の歴史を見てきたはずなのに属国として言うべきことも言えずに暴挙を見過ごそうとしているように思えます。
私たちが平和な状態と認識させられている今の世界のバランスはあくまでも武力や核兵器の力によって均衡が保たれているに過ぎないのではないでしょうか。本当はとても危うい状態がずっと変わらずに続いているのだと考えざるを得ません。
インターネットで得られる情報には限界があります。当然、不都合な事実は見ることが出来ないでしょうし、知るべきではないと考えている情報は閉鎖されているのでしょう。スマートフォンやPCでネット中にあることが真実と思い込まされているだと考えると恐ろしさを感じます。
ラジオ放送が役割を終えたという方々が多くおられます。ネットの情報が管理されていないと信じきっているのでしょう。管理などされていないと言いきれない多くの事例があるのも事実です。直接、声を届けることの大切さを今回、短波ラジオを聴けるようにして改めて感じました。情報の操作をされないためには、生の情報は直接聞くことが唯一の手段だということ。昔は当たり前の様に情報を求め、本当の声を聴きたくてラジオに耳を傾けていたのにいつしか便利なネットに取り込まれて大切な何かを忘れていたように思います。」
ハー みわとさん、とても長いお便りをくださり、本当にご苦労様でした。ありがとうございます。30年ぶりのリスナーとなっていますね。
ソン ラジオ放送の仕事に従事する私たちは勿論、ラジオ放送の存在を期待しています。
ハー そうですね。インターネットが盛んなこの時代においても、ラジオ放送に興味を持つ人が相変わらず増加しているのは、リスナーの精神生活にとってラジオ放送の役割が大きいということを示していますね。
ソン 今後とも、リスナーの皆さん、ご支援よろしくお願いします。
今週もたくさんの方からメッセージを頂きました。ありがとうございます。最後に、お名前だけでもご紹介します。
・ 群馬県しぶかわ市の・すずき・よしかずさん
・ 福島県こりやま市の・たかはし・ゆたかさん
・ いばらき県かさま市の・ゆき・いりえさん
・ 埼玉県ふじみ市の・やまざき・ふみひこさん
・ 千葉県ならしの市の・あべ・としひろさん
・ 千葉県千葉市の・きもと・たかしさん
・ 千葉県あびこ市の・あわい・くにひろさん
・ 東京都あだち区の・いで・こうへいさん
・ 東京都世田谷区の・てらしま・のぶひこさん
・ 東京都あだち区の・あいかわ・おさむさん
・ 東京都西東京市の・すがい・かずひろさん
・ 東京都としま区の・おがさわら・たかしさん
・ 神奈川県にのみや町の・せきもと・まさるさん
・ 神奈川県かわさき市の・おいかわ・かずあきさん
・ 新潟県じょうえつ市の・いまい・やすしさん
・ 富山県富山市の・いしかね・しゅんすけさん
・ 石川県かなざわ市の・おおくち・たかしさん
・ 長野県こまがね市の・きたむら・ただおさん
・ 長野県あづみの市の・そうま・ひできさん
・ 静岡県はままつ市の・たにだ・ゆういちさん
・ 愛知県豊田市の・よしえ・くにひささん
・ 三重県つ市の・かわぞえ・みつのりさん
・ 大阪府たかつき市の・こや・きよしさん
・ 大阪府かいづか市の・まつしま・はじめさん
・ 兵庫県あかし市の・やぐら・てつやさん
・ 和歌山県和歌山市の・やまもと・よういちさん
・ 岡山県、くらしき市の・ふじもと・ゆうほさん
・ 広島県広島市の・みやけ・ひでみつさん
・ 高知県高知市の・たかはし・けんじさん
・ 福岡県おかがき町の・ほかむら・ふみとさん
・ 福岡県おかがき町の・ほかむら・しゅうぞうさん
・ 熊本県みなまた市の・いおり・おがたさん
・ 沖縄県なご市の・なかむら・しょうじさん
・ 中国広東省の・Liu Weiさん
それでは、来週またお楽しみに!
リスナーの皆さん、さようなら、CHAO CAC BAN