(写真:EPA/TTXVN)
(NHK)イエメン南部の都市アデンにある政府軍の基地の近くで18日、男が突然、爆発物を爆発させ、給料を受けとるために集まっていた兵士など少なくとも49人が死亡し、およそ60人がけがをしました。
爆発について過激派組織ISがインターネットを通じて声明を出して、イエメン軍の兵士を狙って、自爆攻撃を行ったと犯行を認め、実行したとする男の写真を掲載しました。
過激派組織ISは今月10日にもアデンの、今回と同じ軍の基地で、兵士など50人が死亡した自爆攻撃についても犯行を主張しています。
イエメンでは、アデンなど南部を拠点にするハディ政権と首都サヌアなど北部の広い範囲を掌握した反体制派による内戦が続いていますが、ことし8月に決裂した和平協議を再開させるめどは立っておらず、混乱に乗じて、ISなどの過激派組織が活動を活発化させています。