イスラエルとハマスの戦闘開始から11か月 長引く戦闘に50万人抗議デモも
(VOVWORLD) - イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が始まってから、7日で11か月となりました。長引く戦闘に、早期の停戦を求める声が高まっています。
2024年8月30日、イスラエル軍の空爆で破壊されたガザ地区の建物(写真:THX/TTXVN) |
ロイター通信によりますと、イスラエル軍は戦闘開始から11か月を迎えた7日もガザ地区で避難所として使われていた学校などを空爆し、28人が死亡したということです。
UNRWA=国連パレスチナ難民救済事業機関のラザリーニ事務局長はSNSに、「もうたくさんだ。誰もこれ以上、耐えられない」と投稿し、即時停戦を訴えました。
一方、イスラエル国内でも先週、人質6人が遺体で発見されて以降、停戦交渉に合意しない政府を批判する声が高まっています。地元メディアによりますと、テルアビブでは7日、およそ50万人が集まり、抗議デモが行われました。イスラエル史上、最大規模のデモだということです。
こうした中、アメリカの有力紙・ワシントンポストは7日、ハマスによる新たな要求を受けてバイデン政権が新たな停戦案の提示を無期限に延期したと報じました。5日にはブリンケン国務長官が「ほぼ9割は合意した」と述べていましたが、交渉は再び頓挫した形です。(日本テレビ)