「イスラム国」残党の抵抗続く

(日本経済新聞) -イラク北部の都市モスルで、過激派組織「イスラム国」(IS)の残党がイラク軍への抵抗を続けています。
「イスラム国」残党の抵抗続く  - ảnh 1 写真:TTXVN

同国のアバディ首相は10日に「モスル奪還」を宣言しまたが、ロイター通信は11日も旧市街で散発的に銃声が聞こえると伝えました。モスルを脱出したIS戦闘員らが近郊の村を制圧したとの情報もあります。

IS残党は2014年6月のモスル制圧後に建造した地下通路を「要塞」としてつかい、イラク軍に対して散発的な戦闘を仕掛けているもようです。イラク軍を支援するアメリカ軍は、戦闘員が潜む要塞の排除が欠かせないとの見方を示します。一部戦闘員は投降を申し出ましたが、イラク軍は「わな」として拒否しました。戦闘員の根絶を目指す構えを維持するということです。

ISはイラク各地に分散しており、モスル南方の村イマームガルビーの大半を制圧しました。最大拠点だったモスルを失いましたが、同国内にはなお支配地域が残り、激しい抵抗が予想されています。

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