イランの ラフサンジャニ元大統領死去


イランの ラフサンジャニ元大統領死去 - ảnh 1
(写真;AP)

イランの政界の重鎮で、国際社会と関係改善を進める現職のロウハニ大統領を支持してきたラフサンジャニ元大統領が8日、首都テヘランの病院で死去しました。82歳でした。
 イランのラフサンジャニ元大統領は、イスラム教シーア派の法学者として、親米のパーレビ王政の打倒運動に参加し、1979年のイスラム革命以降は政府の閣僚や議会の議長などの要職を歴任しました。また、1989年からは2期8年にわたって大統領を務めイラン・イラク戦争後の復興に取り組みました。
ラフサンジャニ元大統領はその後も、欧米との関係改善を目指す改革派に近い政界の重鎮として一定の影響力を維持し、4年前に行われた前回の大統領選挙では、国際社会との対話を掲げる穏健派のロウハニ大統領を支持しました。
また、去年行われた、イランの最高指導者を選ぶ権限を持つ専門家会議の選挙に立候補し、首都テヘランの選挙区でトップ当選を果たしていましたが、イランのメディアによりますと、8日、心臓発作のため運ばれたテヘランの病院で、亡くなりました。元大統領の死去を受けて、イラン政府は、3日間にわたり喪に服すことを発表しました。

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