エジプト非常事態宣言へ 教会爆破、IS襲撃予告を警戒

(asahi.com)エジプト北部タンタとアレクサンドリアで、キリスト教の一派コプト教の教会を狙って起きた爆破テロを受け、シーシ政権は10日、全土で国家非常事態を宣言すると決定しました。正式発効には1週間以内の国会承認が必要です。犯行声明を出した過激派組織「イスラム国」(IS)は、さらなる襲撃を予告しており、政権は警戒を強めています。


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(写真:THX/TTXVN)


保健省によりますと、死者は45人、負傷者は約130人です。エジプト紙によりますと、タンタの教会では先月29日、爆発物が見つかり、処理されていました。9日の爆発では礼拝堂の祭壇に近い最前列付近で爆発が起きたとの目撃証言があります。厳しい警備をかいくぐって起きた爆破に政権は衝撃を受けている模様です。

アレクサンドリアの爆発は、教会の敷地に入ろうとした男が入り口で警官に制止された直後に自爆したとされます。コプト教会の法王タワドロス2世がミサを終えた直後だったといい、暗殺を企てた可能性もあります。

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